TOHOシネマズ、26年2月期決算は経常益70%増の164億円と大幅増益…「鬼滅の刃」「国宝」などヒット作続出で入場者数が大幅増、飲食収入も寄与

TOHOシネマズの2026年2月期の決算は、営業収入962億9000万円(前の期比29.8%増)、経常利益164億4700万円(同70.3%増)、最終利益114億2500万円(同94.7%増)と大幅な増収増益だった。

・営業収入:962億9000万円(同29.8%増)
・経常利益:164億4700万円(同70.3%増)
・最終利益:114億2500万円(同94.7%増)

同社は、東宝<9602>の子会社で、映画館の運営を中心に、映画関連商品・軽飲食物の販売など、映画に関するさまざまな事業を展開している。現在、全国で70を超える映画館を運営しており、来場者数では日本トップシェアの映画興行会社となっている。

東宝の決算報告によると、邦画・洋画ともに大型ヒット作が相次いだことに加え、飲食売店施策も奏功し、映画館入場者数が大きく回復したとのこと。

「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」や、邦画実写として22年ぶりに興行収入200億円を突破した「国宝」が大きな話題となったほか、「名探偵コナン 隻眼の残像」「劇場版『チェンソーマン レゼ篇』」「劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』」などの邦画作品が興行を牽引した。

加えて、「ズートピア2」「リロ&スティッチ」「マインクラフト/ザ・ムービー」といったファミリー・ゲーム系作品など、幅広いジャンルの洋画も高稼働となり、劇場全体の動員を押し上げた。

こうしたヒット作効果を背景に、TOHOシネマズ等の映画館入場者数は4900万2000人となり、前の期比27.6%増と大幅に回復した。利益面では、入場者数増加に加え、飲食売店での積極的な営業施策が寄与した。近年のシネコン業界では、チケット収入だけでなく、フード・ドリンクなど館内消費の重要性が高まっており、TOHOシネマズも高単価商品の展開や作品連動施策を強化しているとみられる。

また、スクリーン数は全国717スクリーン(共同経営56スクリーン含む)を維持。期中の劇場増減はなく、既存館の稼働率向上によって収益を伸ばした形だ。

東宝株式会社
https://www.toho.co.jp/

会社情報

会社名
東宝株式会社
設立
1932年8月
代表者
取締役会長 島谷 能成 / 取締役社長 松岡 宏泰
決算期
2月
直近業績
営業収入3606億6300万円、営業利益678億8900万円、経常利益701億4000万円、最終利益517億6900万円(2026年2月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9602
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