オアシス、KADOKAWA株式の保有割合が13.76%→15.25%に ガバナンスや役員人事、IP活用、M&Aなど経営陣に提案 追加取得の構えも

KADOKAWA<9468>の株式について、投資ファンドのOasis Management Company(オアシス・マネジメント・カンパニー)が買い増ししたことがわかった 6月23日付で財務省に提出された変更報告書によると、保有割合が13.76%から15.25%に上昇したとのこと。保有株数は2050万0400株から2271万5600株に増えた。変更報告書を見ると、5月18日以降も市場内で断続的に買い付けを行っており、6月16日には市場外取引で100万株を取得したことがわかる。

オアシス・マネジメントは、保有目的として中長期的な企業価値向上や取締役会の実効性向上、コーポレートガバナンスの改善などを掲げた。

同社は今後もKADOKAWAおよび株主とのエンゲージメントを継続する方針で、経営陣や取締役会に対し事業戦略や資本政策など幅広い提案を行う可能性があるとしている。具体的には、KADOKAWAが保有する主要IPの収益最大化やAI活用を含む成長戦略の提案、保有資産の有効活用、株主構成の見直し、M&A戦略の再検討、資本政策の見直しなどを挙げた。

また、収益性改善に向けた施策やバランスシートの最適化、自己資本利益率(ROE)の向上、株主還元の強化に加え、取締役会による監督機能の強化や経営陣への説明責任の追及なども検討事項としている。

大量保有報告書では、代表取締役や取締役の選解任、役員構成の変更、事業譲渡や配当方針の見直し、資本政策に関する重要事項などについて、KADOKAWAに対して提案を行う可能性があることも明らかにした。

さらにオアシスは、現在の保有株式に加え、市場価格などの条件を勘案したうえで追加取得を検討していることも明かした。保有比率をさらに5%超引き上げる可能性があるとしており、必要な届出や承認を前提に、市場内外での買い増しを進める可能性があるとしている。

一連の開示からは、Oasisが単なる株式保有にとどまらず、KADOKAWAの経営戦略やガバナンス、資本政策に積極的に関与する姿勢を鮮明にしていることがうかがえる。

株式会社KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2829億800万円、営業利益81億200万円、経常利益117億100万円、最終利益12億7800万円(2026年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
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