
ヘリテージ・オークションズが2026年6月12日〜13日に開催した「Video Games Signature® Auction」(ビデオゲーム・シグネチャー・オークション )において、最高グレードを獲得した初期版の未開封『Super Mario Bros.(スーパーマリオブラザーズ)』が300万米ドル(以下:「ドル」)、約4億8,354万円で落札されたことを発表した。
本落札額は、2021年の個人取引で記録された200万ドル(約3億2,236万円)を上回るもので、ビデオゲーム収集品における世界最高額を更新している。
※日本円換算は1米ドル=161.18円で算出した概算。
日本発ポップカルチャーの価値が、世界市場で可視化
今回の落札結果は、日本発のゲームやポップカルチャーアイテムが、世界中のコレクターから文化的価値と資産価値の両面で注目されていることを改めて示すもの。
かつて家庭で遊ばれていたゲームソフトや、当時のパッケージ、初期生産版、未開封品、限定版などは、保存状態や希少性によって、国際オークション市場で高く評価される可能性がある。特に、日本で生まれたゲーム、アニメ、マンガ、トレーディングカード、フィギュアなどは、世界中のファンやコレクターにとって、単なる懐かしさを超えた文化的資産として位置づけられつつある。
最初期生産版『スーパーマリオブラザーズ』が示した、レトロゲーム市場の高い評価
本オークションで落札された『Super Mario Bros. - PSA 9.6 A++ Sealed※[Gloss Sticker, Second Production](スーパーマリオブラザーズ グロスステッカー・第2生産版)』は、1980年代に任天堂が家庭用ゲーム機市場で確固たる地位を築くきっかけとなった象徴的タイトルの、極めて希少な未開封品。1986年初頭に採用された「光沢シール」を備えた個体で、ゲーム史上最も重要なカートリッジとされる作品の中で、現存が確認されている最古の未開封品となる。
また、本品は第2生産版に属する既知の未開封品3点のうちの1点であり、このバリアントが未開封状態で公的オークションに出品されたのは今回が初めて。
※PSA 9.6 A++ Sealed:第三者鑑定機関PSA(Professional Sports Authenticator)により、未開封品として鑑定され、数値は10に近いほど状態が良く、A++は未開封状態の品質が極めて高いことを示す。
本オークションの落札総額は5,047,669ドル(約8億1,358万円)に達し、ノスタルジーを背景にクラシックNintendo Entertainment System(NES)タイトルが大きな注目を集めた。上位6点をクラシックNESカートリッジが占め、上位10点中9点がNES関連タイトルとなった。
ヘリテージ・オークションズのビデオゲーム部門コンサインメント・ディレクター、Evan Masingill(エヴァン・メイシンギル)は、次のように述べている。
「トレーディングカード、コミック、ビデオゲームなど、あらゆるコレクターズアイテムにおいて、コレクターはコンディションとプリントラン(製造ロット)を非常に重視します。今回の『スーパーマリオブラザーズ』は、最良の保存状態を誇る最初期の未開封品の一つであり、ビデオゲーム収集品の頂点を象徴する存在です。 本品はNESの全米発売に先立つテストマーケット版であり、その極めて高い希少性と、このタイトルが持つ意味を考えれば、世界で最も価値あるビデオゲームとなったことは驚きではありません。」
世界のコレクターが注目、レトロゲームの名作が相次ぎ高額落札







