
KLab<3656>は、本日(7月1日)より、AIを活用した金融商品の自動取引システムについて、これまでの開発およびテストの結果を踏まえ、本AIトレードを使った自己資金の運用を開始したことを発表した。
同社は、2月9日に本AIを開発中であることを公表して以降、バックテスト、デモトレードを通じて AIモデルの精度の検証と向上を図るとともに、自己資金運用に向けて、リスク管理体制の整備、本番環境の整備、セキュリティ対策等を行ってきた。それら一連の準備が予定通り完了したことから、初期運用額として1000万円から運用を開始した。
あわせて、運用状況や最新情報を継続的に発信していくため、KLab AI トレードの公式サイトをオープンした。
今後は、運用状況、リスク管理状況を確認しながら、運用資金を段階的に追加し、ゲーム事業に続く事業の柱に育てていく。今期業績への影響は、現時点では未定だ。
■デュアル・ゴールド・トレジャリーとの関係
同社では、ビットコインとゴールドを保有する財務戦略「デュアル・ゴールド・トレジャリー(以下、DGT)」を実施している。DGTは一切トレードを行わず、ビットコインとゴールドの間で年1回程度のリバランスを行うのみの財務戦略。 DGTとAIトレードは全く異なるプロジェクトとして異なる部署で運営している。今後はDGTとして保有するビットコインを段階的にAIトレードに移管していき、2026年度末を目処に、KLabが保有するすべてのビットコインをAIトレードにて運用する方針だ。
■運用テストによる有効性の検証
KLab AI トレードはバックテストでは4年間で最大857%(100万円が957万円に増える)という成果を上げています。デモトレードにおいても今年の3月から6月にかけて、ビットコイン価格が16.4%下落したのに対し、+4.4%の回収率を出している。
KLab AI トレードでは、バックテスト期間の2022年1月1日以前の市場データを用いAI学習を行ったが、その後の事後学習の過程でバックテストのオーバーフィッティング(過剰最適化)が発生している可能性は否定できない。また、実運用においては、自らの売買による市場価格への影響・約定状況・スリッページなどの要因により成果が低下するおそれがある。
■システムの特徴
・24時間365日稼働。感情に左右されず、指標やデータに基づき判断する。
・EMAスプレッドやRSIなどのテクニカル指標、ATRなどのボラティリティ指標、デリバティブ情報、オンチェーン情報など、90以上のパラメータを1時間毎に分析し判断する。
・上昇・下落・レンジなどの相場レジームをAIが判定し、そのレジームに最適な売買ロジックやリスク管理を適用する。大きな上昇相場では長期保有するなどの対応。
・勝ちやすい局面だけを選別して取引し、特徴が明瞭でない局面では待機する設計。例えば、下落相場では確信度の度合いに応じて、待機するかショートするかを判断する。
・ポジション保有中も1時間単位で90以上の指標の監視を継続するため突発的な暴落にも即時対応。状況に応じてポジションサイズの調整、利益確定、損切りを行う。
■今後の展開
自己資金の運用に続き、私募ファンドの組成や投資助言・代理業の登録なども進めていく。また、将来的には、ビットコインに加え、為替取引、株価指数その他の金融商品を対象としたAI自動取引システムの開発および検証も進める予定だ。
なお、金融商品を対象とする事業展開にあたっては、各国の法令・規制、許認可の要否、投資家保護、リスク管理体制等を十分に確認したうえで、適切な体制を整備していく。
同社は、本AIの本番運用状況、今後の開発進捗について、今後も継続的に情報発信していく。本AIに関する詳細情報、開発進捗および関連情報については、公式サイト、公式Xおよび公式noteにおいても随時発信していく。
▼KLab AIトレード公式サイト
https://aitrade.klab.com
▼KLab AIトレード公式X
https://x.com/KLab_AI_trade
▼KLab AIトレード公式note
https://note.com/klab_ai_trade
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 真田 哲弥
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高68億5600万円、営業損益13億400万円の赤字、経常損益14億2100万円の赤字、最終損益41億7600万円の赤字(2025年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656