DPVR、PCVRヘッドセット『DPVR E4』がMR溶接教育システム『Welducation Simulator』の表示・可視化デバイスとして採用されたと発表

DPVRは、2026年7月7日、オーストリアの溶接技術メーカーFroniusが展開するMR溶接教育システム『Welducation Simulator』において、同社のPCVRヘッドセット『DPVR E4』が表示・可視化デバイスとして採用されたと発表した。

製造業における熟練技能者の不足や技能継承の難しさ、教育コストの増大、安全リスクへの対応といった課題に対し、MRを活用した溶接トレーニングが解決策として注目を集めている。現実空間での作業感覚を維持しつつ、仮想ガイドと評価データを組み合わせた反復練習が可能になるためだ。

今回、表示・可視化デバイスとして採用された『DPVR E4』は、『Welducation Simulator』が実現するMR環境において重要な役割を担う。同システムは、カメラシステムと赤外線トラッキング技術を組み合わせ、現実空間に溶接対象物やガイドを重ね合わせる。受講者は、手順確認から溶接条件の設定、トーチの配置まで、実際の作業に近い流れで学習を進める。対応する溶接プロセスはMIG/MAG溶接、TIG溶接、MMA(被覆アーク溶接)など多岐にわたり、実務に近い姿勢でのトレーニングも可能だ。

また、理想的な溶接速度を示す移動ガイドや、適切な距離・角度を教えるリングガイドなどをリアルタイムに表示する。学習者はEasy、Medium、Hardの3段階からレベルを選択できる。トレーニング終了後は、トーチ制御や速度、角度、距離、エラー項目を含む評価レポートが自動生成され、指導者が学習者の習熟度を的確に把握し、フィードバックを行える仕組みを整えた。

このMRトレーニングにより、実際の溶接材料やシールドガス、消耗品を使用せずに練習が行えるため、火傷や火災のリスクを抑えつつコスト削減や環境負荷低減も実現する。実際の導入事例では、学習効率が約16.3%向上したほか、有効な溶接練習時間が従来比約65%増加、単位時間あたりの練習回数が従来比約3倍に達する成果を上げている。

『DPVR E4』は、3664×1920の高解像度表示により、作業ガイドや細部情報を鮮明に視認できる。また、6DoFトラッキングにより実作業に近い姿勢を反映し、最大120Hzのリフレッシュレートで滑らかな映像を提供する。軽量な設計が教育・訓練現場での長時間の継続利用を支える。

 

【PR】「エンターエンタ」エンタメ業界特化の転職支援サービス
「エンターエンタ」はゲームを含むエンタメ業界に特化した転職支援サービスです。「gamebiz」ならではの強みを活かし、プロデューサー、プランナー、ディレクター、マーケターなど、成長企業の注目求人を多数掲載しています。