
グリーホールディングス<3632>の子会社DADANは、本日(7月30日)、出版社の海外展開を支援するグローバル配信体制を強化したことを発表した。
同社は、マンガ翻訳・配信ファイル制作から世界100以上の国・地域の150以上の電子書店・10万館以上のデジタル図書館への配信までを一気通貫で支援し、日本のコンテンツが海外読者へ届く新たな選択肢を提供する。
■日本コンテンツの海外展開に、新たな選択肢を
近年、日本のマンガや電子書籍に対する海外からの関心は高まり続けている。作品が海外で読まれる機会はかつてないほど広がっており、出版社にとって海外市場は成長の大きな可能性を秘めた領域となっている。
一方で、海外の読者へ作品を届けるためには、言語対応に加え、各国・各配信先ごとに異なる流通体制や運用への対応が必要となる。海外ストアとの交渉・契約、書誌データの整備、売上の集計・管理など、その仕組みを一から構築・運用する負荷は大きく、海外展開を進める際のハードルの一つとなっていた。
同社はこうした課題に対し、出版社がよりスムーズに、より小さなリスクで海外展開へ取り組める環境を提供したいと考え、グローバル配信体制を強化した。
■DADANが翻訳から海外配信まで一気通貫で支援
同社は、これまでマンガ翻訳や写植、配信ファイル制作、コンテンツ管理など、BPOにて出版社のデジタルコンテンツ制作を支援してきた。
中でもマンガ翻訳では、翻訳プロセスを効率化するシステムと熟練されたプロ翻訳者を組み合わせることで、マンガならではの表現を損なわない高品質な翻訳をスピーディに実現している。翻訳から写植・納品までをワンストップで提供することで、海外展開に必要な制作工程の効率化と品質向上を支援し、国内出版社を中心に利用されている。
今回グローバル配信体制を強化したことで、同社を起点として、Amazon Kindle、Apple Books、Google Play Books、Koboをはじめとする世界の主要電子書店から、各国の地域特化型電子書店・電子図書館まで、幅広い配信先への展開を支援できる環境を整えた。
出版社は、翻訳・制作からコンテンツ管理、各国ストアへの配信、その後の運用までを、同社という一つの窓口を通じて進めることが可能になる。煩雑な各国対応を同社が引き受けることで、出版社は作品づくりや海外戦略といった、より本質的な取り組みに時間を割くことができる。
また、大がかりな体制構築や大きな初期投資を前提とせず、まずは対象作品を絞ってスモールスタートすることも可能だ。海外市場の手応えを確かめながら、段階的に展開を広げていくことができる。
■対応コンテンツについて
本取り組みでは、幅広いジャンルの電子書籍を配信対象としている。なお、翻訳・制作を含めた包括的な支援については、現在マンガおよび縦読みコミックを主軸に対応しており、雑誌や小説などその他ジャンルについても順次対応を拡大していく。
なお、本取り組みは海外市場向けの配信支援に特化したものであり、国内は対象外となっている。
会社情報
- 会社名
- グリーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 最高経営責任者 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高571億1100万円、営業利益48億6000万円、経常利益37億6000万円、最終利益11億9400万円(2025年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632