
韓国のインディーゲーム開発会社半地下ゲームスは、テキスト推理ゲーム『九つ目の記録』を発表する。2027年上半期リリースを予定している。
本作は、火災によって損傷した事件記録にキーワードを入力し、失われた文章や画像を復元しながら、8件の未解決事件の真相を追う推理ゲーム。
■「九つ目の記録」とは

「九つ目の記録」でプレイヤーは、過去の刑事事件に関する資料を収集・復元する「記録保全係」の捜査官となる。
物語の始まりは、火災で焼失した、ある検事の執務室。現場から回収された文書や写真には、その検ことが生前に追っていた8件の未解決事件が記録されていました。しかし、資料の大部分は炎によって損傷し、事件の全容を読み取ることはできない。
プレイヤーはデジタル・フォレンジック技術を使い、焼損した記録の原文を復元。複数の資料に散らばる証言や人物名、場所、時刻を結び付けながら、過去の事件を再構築していく。
■キーワードを自ら入力し、失われた原文を復元

本作の捜査では、選択肢から答えを選ぶのではなく、プレイヤー自身が手掛かりとなるキーワードを考えて入力する。
わずかに残された文章や、別の資料で発見した情報をもとに正しい単語を検索すると、焼けて読めなくなっていた文章や画像が復元される。新たに現れた名前や証言は、次の記録を開くための手掛かりとなり、捜査の範囲をさらに広げていく。
■散在する手掛かりから8件の未解決事件を再構築

復元された記録は、それぞれが独立した答えではない。プレイヤーは異なる文書や写真に散らばる情報を照らし合わせ、事件当時の状況や人物同士の関係、証言に潜む矛盾を推理する。そして、事件ごとに提示される問いに自ら答えることで、記録の背後に隠された真相へと迫る。
一つの記録では意味を持たなかった言葉が、別の資料と結び付くことで新たな事実へと変わる。断片的な情報から事件の全体像を組み立てることが、本作の中心となる推理体験。
■「文章を読む」行為そのものを捜査へ
開発を手掛ける半地下ゲームスは、テキストアドベンチャー「ソウル2033」や、仮想SNSを舞台にした推理アドベンチャー「FAKEBOOK」など、独創的な題材と物語構造を持つ作品を発表してきました。
「九つ目の記録」では、文章を読む、言葉を探す、仮説を立てる、問いに答えるという一連の行為を、すべて捜査のプロセスとして構成している。テキストを受動的に読み進めるのではなく、記録の中からプレイヤー自身が文脈を発見する推理体験を味わえる。