マーベラスAQL<7844>は、本日(11月9日)、第2四半期累計(4~9月期)の連結業績を発表し、売上高28億1200万円(前年同期比38.4%減)、営業利益3000万円(同93.4%減)、経常利益1300万円(同97.0%減)、四半期純利益700万円(同98.3%減)だった。この数字はあくまでマーベラスエンターテイメントだけの数字になるので注意して欲しい。
同社では、減収については音楽映像事業で発売タイトル数が減少したことや、連結子会社社アートランドのアニメーションの企画・制作事業を譲渡したこと、デジタルコンテンツ事業で新作ゲームソフトの販売本数が減少したこと、舞台公演事業で観客動員数が減少したことが主な要因。利益面では、売上の減少に加え、デジタルコンテンツ事業で一部タイトルの開発中止を決定し、中止に係る費用229百万円を売上原価に計上したことなどが収益を圧迫した、としている。
なお、デジタルコンテンツ事業だけをみると、売上高13億8800万円(同19.6%減)、セグメント利益2100万円(同83.3%減)だった。パッケージ分野で「グランナイツヒストリー」が11万本を超えたほか、「閃乱カグラ-少女達の真影-」も6万本を超える受注を獲得したが、前年同期にあった「牧場物語 ふたごの村」の反動減もあり、前年比で販売本数は減少。利益面では、売上減に加えて、一部タイトルの開発中止を決定し、中止に係る費用2億2900万円を売上原価に計上したため、減益となった。
■2012年3月期の見通し
2012年3月期は、売上高120億円(前期比72.3%増)、営業利益10億3000万円(同409.1%増)、経常利益10億円(同576.1%増)、当期純利益31億4000万円(同23.9倍)を見込む。こちらについては、AQインタラクティブ、ライブウェアとの合併を加味した見通しとなっている。