IT関連分野を中心としたウェブサイトを運営するアイティメディア<2148>は、11月18日、経営の合理化を実施すると発表しました。
企業のIT投資抑制によって、アイティメディアの主要顧客であるIT企業の広告宣伝費抑制が長引いており、今後もこうした傾向が続くと予想されるため、経営合理化を実施することにした、としています。
同社では、この間、役員報酬の減額や返上、人件費、原価、本社移転による賃料の削減、配信サーバーの集約など、コストの削減と業務効率の向上に努めてきました。
具体的には、以下の施策を実施するようです。
(1) 不採算事業の統廃合
不採算または成長期待の低いメディア事業の統廃合を実施。ただし、統廃合の内容は未確定。
(2) 人員の適正化
収益構造の再構築を図るべく、成長が見込まれる事業分野に人員の再配置を行うとともに、グループ企業への出向などにより、2011年3月末を目標に人員数を20名程度削減する(2010年9月末の従業員数198名)。
こうした施策により、2012年3月期の連結業績では、人件費などのコストへの影響額として、約1.5億円の削減を目標としている、とのことです。