三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、12月7日付のサイバーエージェント<4751>のレポートで、2012年9月期の注目点として、スマートフォン向けのコンテンツ提供に注目としている。
同証券によれば、アンドロイド版で「Ameba Pigg」のβ版が提供されているが、これとは別に新しいプラットフォームを開発中とし、そこでは2012年3月にリリース予定の「ピグライフ」も提供される予定。今後は、Amebaオリジナルのアプリをヒットさせることができるかがポイントになるという。
また、フィーチャーフォン向け「Ameba モバイル」もiPhoneとアンドロイド向けのアプリが提供される予定。こちらについてはブラウザ版で、自社ゲームだけではなく、API/SDKも公開し、サードパーティがアプリを提供するようになるとの見方を示した。ポイントは、先行者であるMobageやGREEとの差別化ができるかどうかにあると指摘している。
このほか、ソーシャルゲームの業績予想も興味深い。2012年9月期のソーシャルゲームの売上高・営業利益を102億円・12億円、2013年9月期を115億円・16億円、2014年9月期は129億円・20億円になると予想。営業利益は2011年9月期(10億円)比で倍以上になる見通しとしている。
なお、レーティングについては、「Neutral」の継続とし、今後12ヶ月間の株価については24万7000円から24万5000円に微修正している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751