東証1部に新規上場したネクソン<3659>は、本日(12月14日)、第3四半期累計(1~9月期)の連結を発表し、売上高654億円、営業利益288億円、経常利益282億円、四半期純利益199億円だった。営業利益率は43%と高い収益率となっている。
同社は、オンラインゲームを世界各国に展開しているが、韓国と日本を中心に好調に推移した模様だ。地域セグメント別の概況は以下のとおり。
■日本は、売上高93億円、セグメント利益20億円だった。「アラド戦記」や「メイプルストーリー」、「テイルズウィーバー」などの大型アップデートが寄与した。
■韓国は、売上高471億円、セグメント利益249億円だった。中国国内における「アラド戦記」のロイヤリティ収益が伸びたことや、「メイプルストーリー」と「アラド戦記」の大型アップデートが寄与した。
■中国は、売上高26億円、セグメント利益18億円だった。オンラインゲームの認知度向上や、ユーザーの増加に伴うコンサルティング収入が増加した。
■北米は、売上高48億円、セグメント損失は3億円だった。「ドラゴン・ネスト」やFacebookゲーム「メイプルストーリー・アドベンチャー」が好調に推移した一方、積極的なマーケティング活動や人材確保などの先行投資がかさんだ。
■2011年12月期の見通し
2011年12月期は、売上高852億円(前期比22.1%増)、営業利益372億円(同23.3%増)、経常利益367億円(同29.0%増)、当期純利益260億円(同20.6%増)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659