「GREE」のユーザー属性の変化について(2011年9月版)

5月まで決算説明会があるたびに各SNSのユーザー属性の推移をまとめていたが、諸事情により、ここ最近は更新できない状態が続いていた。今回、年末年始で少し時間ができたので、各社の決算説明会資料を参照しながら、会員属性をまとめてみた。今回はグリー<3632>である。あちこちで書かれていることなので、内容には全く新しさはない。   ■会員数 国内版「GREE」の会員数は、2011年9月末時点の会員数は2767万人となった。前年同期比では23.1%増となった。前四半期での比較では4.7%増だった。さすがにこの水準まで上がってくると、前四半期比で伸び率が落ちてきているものの、会員の増加数については120万人~130万人と安定した増加ペースとなっている。 表をひとつにすればよかったのだが、「Mobage」の会員数は約3263万人だった。こちらは前四半期比では250万人ペースでの増加となっている。DeNAの2012年3月期の第2四半期の決算短信によれば、「テレビコマーシャルを中心とした積極的な広告宣伝活動等の効果」があったとのこと。   ■男女比 男女比については男性53%、女性47%だった。一時、女性比率が49%まで上がったことがあったが、その後の男女比については安定して推移している。2010年12月以降、男性比率が上がっているようにも見えるが、引き続き注視したい。   ■年齢構成 年齢構成については、40代が21%、30代27%、20代34%、10代18%となっている。会員数の規模を考えると、急激な変動はなかなか考えづらいが、10代の比率が低下する一方、40代以上の割合が着実に増加している。20代と30代はほぼ一定である。 「Mobage」と比較しやすいように30代以上をひとまとめにしたのが下のグラフだ。その下には「Mobage」のグラフも掲載してく。「Mobage」については、30代以上の会員の比率が急速に増えている状況が伺える。     ■地域別の構成  地域属性については、北海道9%、東北7%、首都圏34%、甲信越北陸5%、東海11%、近畿16%、九州11%となっている。大きな動きはないが、首都圏が少しずつ増えている。
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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