IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、2011年11月のインターネット業界の採用動向を発表し、業界内における人材獲得競争はさらに激化している、と発表した。
ワークポートによれば、年内の採用目標人数を掲げて積極的に活動を展開する企業のほか、選考ハードルの引き下げやポテンシャル枠の新設といった方法で採用枠を拡大する企業が見られた。採用のスピードアップを図ることで他社との競争を制しようとする動きも活発化し、面接回数を減らすだけでなく選考結果を即日伝えるなど様々な施策が登場しているという。
また、地方勤務の求人増加も顕著。WEB事業の急速な拡大や他社との採用競争によって人員の確保が難しいと感じた企業が地方都市在住の優秀なエンジニア・クリエイターの採用に乗り出しているものと見られるとしている。特に東京に本社を構える企業が地方都市に開発の拠点を設け、当地のスタッフやマネージャーを求めるケースが目立った。
ワークポートでは、今後の見通しについて、インターネット業界では35歳を超えると求人数が激減する傾向だが、業界全体の活況とそれに伴う積極採用の波に乗って、30代後半から40代前半をターゲットとした求人も少しずつ増加していると指摘している。年齢を理由に可能性が狭められていると感じていた求職者には千載一遇のチャンスとのこと。
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