11月26日付けの新聞記事 MSがソーシャル軸にゲーム事業で巻き返し

 本日は、マイクロソフトがソーシャル要素を取り入れることで、ゲーム事業の巻き返しに取り組んでいるとの報道や、セガが中国でアミューズメント施設向けのゲーム機器の販売に参入するとの報道がありました。

■マイクロソフト、「ソーシャル」軸にゲーム事業で巻き返し

 11月26日付けの日経産業新聞は、マイクロソフトが日本でのゲーム事業に、友人同士の交流をテーマにした「ソーシャル」を取り入れることで巻き返しに出る、と報じています。先日発売された「キネクト」は、体感要素が注目されましたが、ソーシャルをテーマにした機能が加わっていることも特徴だそうです。テレビ画面を通じた会話や、画像や動画の共有、フェイスブックを画面上に表示して友人とやりとりすることも可能とのこと。

 さらに、パソコン向けでは、「ハンゲーム」を運営するNHN Japanと提携し、ポータルサイト「MSN」内に来年1月にもソーシャルゲームプラットフォーム「MSNゲーム」を開設するそうです。「MSN」の4000万人の会員の取り込みを狙ったもので、NHNがソーシャルゲームの開発や、他のゲーム会社との交渉、運営を手がける、としています。

 

■セガ、中国での施設向けゲーム機器事業に参入

 11月26日付けの日経産業新聞は、セガサミーHD<6460>傘下のセガがアミューズメント施設向けゲーム機器事業で中国市場に参入する、と報じています。報道によれば、中国政府から機器の生産・販売の許可を取得し、現地の投資会社である上海精文投資との合弁会社を通じて、来春から中国全土の施設にゲーム機器を販売するとのこと。2000年以来、中国ではアミューズメント機器の生産・販売が禁止されていましたが、今年から法規制の撤廃が撤廃されたそうです。

 なお、合弁会社の出資比率は、セガ49%、上海精文投資が51%。セガブランドを使って、シューティングゲームや景品が出る機器のほか、中国で人気のアニメキャラクターを使ったゲームも販売する予定だそうです。

 

■エキサイト、Androidアプリ事業を本格展開 月額課金も導入

 11月26日付けの日経産業新聞は、エキサイト<3754>がAndroidアプリ事業を本格展開すると報じています。報道によれば、今年度中にNTTドコモ向けに20本を配信する予定で、すべて有料とし、半数は月額課金方式を採用するとのこと。11月26日から配信を開始する「プロの簡単★Eレシピ」や、GPSを使った運動支援アプリ、教育関連のアプリなどを月額制とし、ゲームやファッション、美容、手芸などは販売時に課金するとのこと。こうした料金システムにするのは、月額課金方式に抵抗のない従来型の携帯電話ユーザーがスマートフォンに乗り換えると予想しているためだそうです。今後、順次、ソフトバンクやauのスマートフォンにも対応する、としています。

 

■コーエーテクモ、来年3月に「三国無双6」を発売

 11月26日付けの日経産業新聞は、コーエーテクモHD<3635>傘下のコーエーテクモゲームスが「真・三国無双6」を来年3月に発売すると報じています。報道によれば、「プレイステーション(PS)3」向けのソフトで、3次元(3D)映像にも対応している、とのことです。価格は7200円。