ベクター、2012年3月期の営業益予想を92%下方修正…既存タイトルの不振や大型タイトルが計画未達

ベクター<2656>は、本日(1月24日)、2012年3月期の連結業績予想を下方修正し、営業収益36億3800万円(前回予想45億2000万円)、営業利益3400万円(同4億5000万円)、当期純損益5600万円の赤字(同2億5000万円の黒字)とした。従来予想と比較したときの修正率は、営業収益14.4%減、営業利益92.4%減となる。     同社では、主力のオンラインゲーム事業で大型タイトル以外のオンラインゲームの営業収益の減少に加え、大型タイトルでの不正利用が多発したことや、その対策に遅れが生じたことで、当初の計画で想定していたユーザーが集まらなかったため、としている。 他方、利益面については、営業収益に対し、営業費用などはほぼ計画通りに推移することが見込まれるため、営業利益と経常利益の減少となる見通し。最終損益は赤字に転落するが、これは一部オンラインゲームの終了に伴い、特別損失を計上するため。 なお、終了するタイトルは、オンラインゲーム「「レインボーアーチ ~童話王国~」、「FULL METAL RIDE」、「DEMONS CODE」、「ブラウザ原人」、「三国志牧場」、「無敵!料理王」となっている。