主なインターネット企業の決算発表（1月24日）

本日より主要なインターネット関連企業の業績や開示情報のダイジェストを掲載する。決算発表シーズンが一巡した段階で終了する予定。主な発表は以下のとおり。   ■カービュー<2155>の第3四半期連結 売上高39億5200万円（前年同期比10.3％増）、営業利益4億8000万円（同2.3％増）、経常利益4億9100万円（同3.1％増）、四半期純利益2億6800万円（同9.9％減）だった。 査定仲介サービス中心に国内事業が好調だったほか、海外事業も収益力が向上した。販促費など営業費用の増加も吸収した。特別損失として損害賠償負担を計上したことが響き、四半期純利益はマイナスに。 2012年3月期は、売上高54億円（前期比10.2％増）、営業利益7億円（同7.4％増）、経常利益7億円（同6.0％増）、当期純利益3億5000万円（同33.1％増）を見込む。   ■ゲンダイエージェンシー<2411>の第3四半期連結 売上高125億円（前年同期比17.9％減）、営業利益11億円（同22.5％減）、経常利益11億円（同22.7％減）、四半期純利益6億7200万円（同19.9％減）だった。 東日本のパチンコ・パチスロホール企業を中心に広告自粛に加え、イベントの広告宣伝規制の強化も影響した。中古遊技機仲介についても遊技機の新台の発売延期や入替自粛の影響を受けた。 2012年3月期は、売上高162億円（前期比15.2％減）、営業利益13億円（同22.2％減）、経常利益13億円（同22.8％減）、当期純利益8億円（同2.8％減）を見込む。   ■エムスリー<2413>の第3四半期連結 売上高139億円（前期比28.1％増）、営業利益56億円（同26.1％増）、経常利益56億円（同23.3％増）、四半期純利益33億円（同27％増）だった。 医療ポータルの「MRクン」サービスの売り上げが伸長したほか、医療関係の求人広告サービスも好調だった。臨床実験などのソリューションサービスも売上拡大とともにコスト削減が進んだ。 2012年3月通期は、売上高172億円（前期比17.8％増）、営業利益72億円（同20.2％増）、経常利益72億円（同18.0％増）、当期純利益41億円（同19.0％増）を見込む。   ■スパイア<4309> 2011年12月期の連結業績について、売上高105億6400万円（前期比18.9％増）、営業利益4200万円（同69.2％減）、経常利益3400万円（同74.0％減）、当期純損益4200万円の赤字（前期1億1700万円の黒字）とした。 モバイル広告の売上が伸びたものの、スマートフォ関連事業の先行投資が収益を圧迫した。また本店移転に伴う減損損失5700万円や投資有価証券評価損2400万円が最終赤字となった要因。   ■ボルテージ<3639>の上方修正→　関連記事   ■ベクター<2656>の第3四半期決算と下方修正→　第3四半期決算　下方修正   ■ASJ<2351>の第3四半期決算→　関連記事   ■ネットプライスドットコム<3328>の人事異動 常務取締役兼グループCFOの中村 浩二 氏が代表取締役副社長に就任。佐藤 輝英 代表取締役社長との2名代表取締役体制に移行する。中村 氏は、野村證券、ハイパーネットなどを経て、2003年にネットプライスドットコム監査役に就任。現在、もしもやデファクトスタンダード、転送コムなどの取締役も兼任している。