コナミ、第3四半期はソーシャルゲーム好調で営業利益87%増…通期予想も21%上方修正
同社の発表した第3四半期決算(米国会計基準)は、売上高及び営業収入1945億円(前年同期比3.3%増)、営業利益309億円(同86.9%増)、四半期純利益170億円(同77.3%増)だった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■デジタルエンタテインメント事業は、売上高994億円(前年同期比1.6%増)、営業利益242億円(同87.4%増)だった。「ドラゴンコレクション」や「戦国コレクション」、「プロ野球ドリームナイン」を中心とするソーシャルゲームが好調だったことが主な要因だったようだ。家庭用ゲームソフト「実況パワフルプロ野球2011」や「ワールドサッカー ウイニングイレブン2012 」も堅調に推移した。
■ゲーミング&システム事業は、売上高181億円(同25.2%増)、営業利益50億円(同34.2%増)だった。ビデオスロットマシン「Podium」や、メカニカルスロットマシン「Advantage 5」、「Advantage Revolution」などの販売とパーティシペーション(オペレーターとのプロフィットシェア方式)による収入が増加し、順調に推移した。
■遊技機事業は、売上高155億円(同34.8%増)、営業利益38億円(同16.5%増)だった。東日本大震災やタイの大水害などで一部電子部品の調達に影響が出たものの、「マジカルハロウィン3」が同社グループのパチスロ機において過去最多の出荷台数を記録したほか、オリジナルコンテンツを使用したパチスロ機「がんばれゴエモン2」も順調に推移した。
■健康サービス事業は、売上高620億円(同4.7%減)、営業利益20億円(同55.8%増)だった。顧客のニーズにあわせて、運動指導・栄養指導・健康管理のIT化を活かしたプログラムの開発・導入を進めるなど、健康意識の高まりに対応したサービスを提供した。
■2012年3月期の見通し
デジタルエンタテインメント事業を中心に好調に推移していることから、2012年3月期の業績見通しを上方修正。売上高及び営業収入2650億円(前回予想2580億円、前期比2.7%増)、営業利益385億円(同315億円、92.4%増)、当期純利益220億円(同185億円、70.1%増)とした。
会社情報
- 会社名
- 株式会社コナミデジタルエンタテインメント
- 設立
- 2006年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766