コナミ、第3四半期累計のSNSの売上高は173%増の265億円に
コナミ<9766>は、この日(2月2日)、第3四半期の決算発表を行うとともに、決算説明会資料を開示した。それによれば、主力のデジタルエンタテインメント事業の売上高は前年同期比1.6%増の995億円だった。営業利益は87.4%増の243億円だった。営業利益率は13.2%から24.4%に上がった。
売上高の内訳は以下のとおり。コンシューマゲームが32.5%減の354億円、公式サイトやオンラインゲームを含むSNSは173%増の265億円、eアミューズメントが8.2%減の167億円、カードゲームが25.1%増の199億円だった。イメージとしては、コンシューマゲームの落ち込みを、採算性の高いSNSやカードゲームでカバーした格好となった。
上記数字は、あくまで第1四半期から第3四半期までの累計の数字である。さらにSNSの四半期売上の推移を見ておこう。第3四半期の売上高は96億円で、前年同期比108%増、前四半期比5.4%増となった。2010年4-6月期と比べると、4倍の規模に拡大していることが分かる。
第3四半期の新規リリースタイトルは、Mobage「武装神姫」(10月)、Mobage「プロ野球ドリームナイン」(10月)、Mobage「美男〈イケメン〉」(11月)、Mobage「ドリームスタリオン」(11月)だった。一見すると伸び悩んでいるようにも見えるが、「SNS」にはフィーチャフォンの公式サイトの売り上げなども含まれているため、その低下分をカバーしたものとみられる。
会社情報
- 会社名
- 株式会社コナミデジタルエンタテインメント
- 設立
- 2006年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766