ドリコム<3793>は、本日(2月2日)、第3四半期累計(4-12月期)の業績を発表し、売上高47億円、経常利益10億円と大台に乗せた。前年同期は連結のため、厳密な比較はできないが、売上高は前年同期比で2.2倍、営業利益は16.3倍と驚異的な伸びとなった。
主力のソーシャルゲームについては、「mixi」でも展開した「陰陽師」や「ソード×ソード」、「ビックリマン」、「ちょこっとファーム」など既存タイトルの売上が好調に推移したことに加え、着メロなどの携帯電話コンテンツの採算も改善した。
同社の発表した第3四半期決算は、売上高47億2700万円(参考前年同期比2.1倍)、営業利益10億1400万円(同16.3倍)、経常利益10億1000万円(同16.8倍)、四半期純利益10億1800万円(前年同期2200万円の赤字)だった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
エンタメウェブは、売上高42億4300万円、セグメント利益10億6400万円だった。ソーシャルゲーム事業で効率的な広告宣伝やプロモーション強化に取り組み、mixiプラットフォームへの横展開を進めたことにより、既存タイトルの売上が引き続き好調に推移した。新規ユーザーの獲得を目的とした広告宣伝費やゲームクオリティ向上などを重視した開発費用が増加したが、増収効果で吸収した。
マーケティングソリューションは、売上高4億9100万円、セグメント損失5000万円だった。「mixi」上で公式リワード広告「mixiポイントプラス」の提供を10月18日より開始した。ただ、顧客となる法人の投資抑制の動きが継続したため、損失計上となった。
■2012年3月期の見通し
2012年3月期は、売上高70億円(前期比2.6倍)、営業利益13億円(同13.4倍)、経常利益13億円(同13.2倍)、当期純利益11億円(同550倍)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793