オプト<2389>は、本日(2月10日)、2011年12月期の連結決算を発表し、売上高が7.1%伸びたものの、本業の儲けを示す営業利益は20.4%減、経常利益が11.1%減となった。インターネット広告や広告効果測定システムなどの売り上げが伸びたが、人員増や開発費など新規事業への投資が収益を圧迫したようだ。またモバイルファクトリーの不振も響いた。
会社側の発表した2011年12月期決算は、売上高622億円(前期比7.1%増)、営業利益11億円(同20.4%減)、経常利益12億円(同11.1%減)、当期純利益6億円(同0.7%増)だった。
事業セグメント別の状況は以下のとおり。
■広告・ソリューション事業分野は、売上高593億円(同7.2%増)、営業利益13億円(同5.2%減)だった。単体でのスマートフォンをはじめ、インターネット広告販売の拡大に加え、クラシファイドのマンションデベロッパーやハウスメーカー向けのクラシファイド広告、中堅・ベンチャー企業向けインターネット広告の取り扱いが拡大した。
■データベース事業分野は、売上高16億円(同11.7%増)、営業利益5500万円(前期800万円の赤字)だった。ホットリンクがeマーケティングを支援するソリューションの取り扱いが拡大したほか、Platform IDが子会社化したことが寄与した。
■コンシューマ事業分野は、売上高7億円(同17.3%減)、営業損益1億0200万円の赤字(同4200万円の黒字)だった。モバイルファクトリーがアプリ市場の競争激化の影響を受けて売り上げが低迷したため。
■海外事業分野は、売上高6億円(同24.0%増)、営業損益1億円の赤字(同2000万円の赤字)となった。韓国でのeMFORCEの業績が拡大したものの、単体での海外調査や開発費用が増加した。
■2012年12月期の見通し
2012年12月期は、売上高675億円(前期比8.6%増)、営業利益12億円(同11.5%増)、経常利益12億円(同6.8%減)、当期純利益4億円(同29.6%減)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社オプト
- 設立
- 2015年4月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 栗本 聖也
- 決算期
- 12月