GameBusiness.jpが12月3日に「イスラムの教えに基づいたゲームのレーティングシステムが導入へ」と題する記事を配信しています。
これを読んでいてレーティングとは違った話ですが、イスラム地域でのMMORPGのローカライズの事例があったのを思い出しましたので簡単に紹介します。
それはガーラ<4777>の事例です。同社がドバイにある現地パートナーGame Power7と組み、2009年3月より、オンラインゲーム「Rappelz(ラペルズ)」の商業サービスを行っています。中東地域での初めてのアラビア語MMORPGということで、現地でも大変注目を集めたそうです。
ローカライズを行うにあたって、以下の変更を行ったそうです。MMORPGにおける女性キャラクターは、露出の多い装備が多いですが、やはりこの点が重点的に直されるそうです。
・女性キャラクターの衣装については肌の露出が少ないものに修正する(下図)。
・十字架を削除する。
・モンスターとキャラクターの音声・効果音を変更する。
・BGMを中東風にする。
なお、サービス提供国は、モロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビア、エジプト、スーダン、サウジアラビア、モーリタニア、バーレーン、カタール、オマーン、UAE、クウェート、レバノン、シリア、ジョルダン、イラク、イエメン、パレスチナ、ソマリアの20カ国。イランはないですね。
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