ガンホーの『パズル&ドラゴンズ』がトップセールス首位を堅持…「ドリランド」が月初効果で上昇も及ばず
「App Store」トップセールスランキングでは、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の『パズル&ドラゴンズ』の強さが際立っている。「月初効果」もあって、「GREE」や「Mobage」系のソーシャルゲームが相次いで順位を上げたものの、依然として『パズル&ドラゴンズ』がトップの座を堅持しているのだ。これまでは月初となる度に「探検ドリランド」が首位を獲得していたのだが、今月はとうとう取れなくなった。
「GREE」や「Mobage」系のソーシャルゲームでは、グリー<3632>の「探検ドリランド」が2位となったのをはじめ、「釣りスタ」が3位、バンダイナムコゲームスの「ガンダムロワイヤル」が9位、「聖戦ケルベロス」が17位、「海賊王国コロンブス」が19位などとなっている。目立つのはグリー系のアプリだが、「農園ホッコリーナ」や「大熱狂!!プロ野球カード」など「Mobage」系のアプリもランクを上げている。
このほか、「ダークサマナー」(4位)や「不良道~ギャングロード~」(5位)、「関ヶ原演義」(7位)、「真・戦国バスター」(8位)なども引き続き堅調だ。ポケラボやコロプラの新作もじわじわと順位を上げている。
かつてソーシャルゲームプラットフォームに連携しないソーシャルゲームアプリは顧客基盤がないため、不利と見られていたものだが、「カイブツクロニクル」の成功と追随するタイトルが続々とヒットして以来、この見方が大きく変わった。最近では「GREE」や「Mobage」で提供していたソーシャルゲームを両プラットフォームに連携させないで提供する事例は珍しくなくなっている。
グリーでは今後、「GREE」に簡易認証を導入する予定。当サイトでは、この対応については現在の流れに大きなインパクトをもたらす可能性があるとみている。グリーの簡易認証の導入時期や、各アプリプロバイダーの動向には引き続き注視していきたい。
■ 『パズル&ドラゴンズ』関連サイト
公式サイト
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会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765