【決算】バンダイナムコHD、2012年3月期は営業益2.1倍に…ゲームを中心とするコンテンツ事業が好調

バンダイナムコホールディングス<7832>は、本日(5月8日)、2012年3月期の連結決算について、営業利益が前年同期比111%増の346億円になったことを明らかにした。ゲームを中心とするコンテンツ事業を中心に、玩具を取り扱うトイ・ホビー事業、アミューズメント施設事業がいずれも好調だった。

同社の発表した決算は、売上高4542億1000万円(前期比15.2%増)、営業利益346億0600万円(同111.8%増)、経常利益349億6000万円(同113.2%増)、当期純利益193億0300万円(同944.3%増)だった。

 

 

事業セグメント別の状況は以下のとおり。

■コンテンツ事業は、売上高2255億0300万円(同25.3%増)、セグメント利益170億0300万円(同449.9%増)だった。家庭用ゲームソフト「DARK SOULS」が欧米で人気になるとともに、国内では「テイルズ オブ エクシリア」、「ワンピース海賊無双」、「AKB1/48 アイドルとグアムで恋したら…」などが人気だった。ソーシャルゲームでは、「機動戦士ガンダム」シリーズや「ワンピースグランドコレクション」などが非常に好調だった。「湾岸ミッドナイト マキシマムチューン4」などのアミューズメント機器や、「機動戦士ガンダムUC」などの映像コンテンツも伸びた。

■トイ・ホビー事業は、売上高1779億9400万円(同12.4%増)、セグメント利益161億1200万円(同16.7%増)だった。国内では「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」シリーズの商材が各カテゴリーで連動した展開を行ったことにより非常に人気となったことに加え、「ドラゴンボールヒーローズ」などのデジタルカード、「バトルスピリッツ」などのトレーディングカードも収益に寄与した。さらに「ダンボール戦機」のプラモデルが小学生男児を中心に人気となるとともに、大人向けのコレクション性の高い玩具も好調だった。

■アミューズメント施設事業は、売上高610億3200万円(同2.1%減)、セグメント利益23億8000万円(同33.8%増)となった。ショッピングセンター内のキャラクターの世界観を体感できる店舗が人気となり、既存店売上高が前期比100.1%と順調に推移した。海外でも欧米で売上が減少したたものの、店舗の選択と集中で利益が順調に推移した。

 

■2013年3月期の業績見通し

2013年3月期の連結業績は、売上高4400億円(前期比3.1%減)、営業利益300億円(同13.3%減)、経常利益300億円(前期比14.2%減)、当期純利益175億円(前期比9.3%減)を見込む。

 

株式会社バンダイナムコホールディングス
http://www.bandainamco.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコホールディングス
設立
2005年9月
代表者
代表取締役社長 川口 勝
決算期
3月
直近業績
売上高9900億8900万円、営業利益1164億7200万円、経常利益1280億0600万円、最終利益903億4500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7832
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