![110330klab](https://i3.gamebiz.jp/old_images/uploads/2011/03/110330klab.jpg)
KLab<3656>は、本日(5月9日)、提供するソーシャルゲームにおいて、全てのコンプガチャを5月31日をもって終了し、以降、新たなコンプガチャを行わないことを決定した、と発表した。ガチャは、コンプガチャとテーマガチャとなっている。
消費者庁は、コンプガチャは景品表示法で禁止されている『カード合わせ』という手法に該当する可能性があると示唆しており、現在のところ明確に違法だという判断は示されていないと認識しており、実際に、現時点では具体的な通達などはされていないという。
KLabでは、消費者庁より中止などが要請された場合、全面的に従う方針を発表したが、監督官庁から指導・要請される前に、業界側が自主的に規制することが望ましいと考え、今回、消費者庁の判断・動向にかかわらず、自主的にコンプガチャを停止するべきであると判断した、としている。ただし、KLabが提供元ではないゲームに関しては提供元の判断に委ねるとのこと。「テイルズオブキズナ」などが該当するものとみられる。
今後、ソーシャルゲームやオンラインゲームの本来の楽しさである協力・競争などのソーシャル性やイベントなどを追求していく方針。ごく一部の高額課金者に依存することなく、ユーザーが長期継続的に楽しめるゲームを目指すとのこと。
コンプガチャ停止の影響をいち早く開示したKLabだが、今回業界に先駆けて会社として停止する方針を打ち出した。Mobageなどでも複数のタイトルでコンプガチャを停止する動きがみられるが、今後、追随する会社が増えていくものとみられる。