ドリコム、2012年3月期はソーシャルゲーム伸び営業益13.9倍に急拡大

ドリコム<3793>は、本日(5月10日)、2012年3月期の決算を発表し、売上高が前期比2.7倍、本業の儲けを示す営業利益が13.9倍になったことを明らかにした。売上高、利益ともに過去最高を更新した。 ソーシャルゲーム「ちょこっとファーム」や「ビックリマン」、「陰陽師」など人気タイトルを複数のプラットフォーム展開を行ったほか、アリスマティックやオルトプラス、gloopsなど他社コンテンツのパブリッシングを行い、業績が拡大した。ゲーム開発費や広告宣伝費などが増加したものの、売上の増加で吸収した。 同社の発表した決算は、売上高が前期比173.1%増の71億8700万円、営業利益が13.9倍の13億5300万円、経常利益が同14.0倍の13億4800万円、当期純利益が同402倍の8億0400万円となった。     事業セグメント別の状況は以下のとおり。 ■ソーシャルゲームを中心に展開するエンタメウェブは、売上高64億6000万円、セグメント利益は14億6600万円だった。既存のソーシャルゲームについて、複数のプラットフォーム展開を行ったほか、他社コンテンツのパブリッシングを行った。着メロやきせかえなどのコンテンツを譲渡したことで収益が一時的に想定を下回ったほか、ソーシャルゲームの広告宣伝費や外注費、原価が増加したものの、ソーシャルゲームの売上の伸びで吸収した。 ■マーケティングソリューションは、売上高7億4800万円、セグメント損失1億1300万円となった。mixi公式リワード「mixiポイントプラス」の提供を開始した。ただ、サービスの立ち上げと安定運用に向けたシステム開発費が発生したため、費用が先行する形となった。   ■2013年3月期の見通し 2013年3月期は、売上高125億円(前期比73.9%増)、営業利益が同47.8%増の20億円、経常利益20億円(同48.3%増)、当期純利益12億円(同49.2%増)を見込む。この予想はコンプリートガチャを行わないことが前提の数字となっている。  
株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
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