アドウェイズ<2489>は、本日(5月10日)、2012年3月期の連結決算を発表し、本業の儲けを示す営業利益が前年同期比53%と大幅な伸びを達成した。「カイブツクロニクル」などスマートフォン向けソーシャルゲームに関わる収益が大幅に伸びたことが主な要因だったようだ。
同社の発表した決算は、売上高が前期比13.0%増の179億7200万円、営業利益が同53.5%増の13億2000万円、経常利益が同54.4%増の13億3400万円、当期純利益が同67.2%増の7億8500万円だった。
主要セグメント別の状況は以下のとおり。
■広告事業は、売上高が同3.3%増の146億8700万円、セグメント利益が同5.9%増の16億8400万円だった。スマートフォン向け広告サービス「AppDriver」、の取り扱い増加に向けた営業体制の構築や、既存サービスにおけるスマートフォン対応などに取り組んだ。
■コンテンツプロバイダ事業は、売上高が同22.3%増の12億1600万円、セグメント利益が同44.0%増の1億6400万円となった。ラビオンソーシャルのスマートフォンアプリ「小悪魔キャバ嬢ライフ」や「タワーオブドラゴン」が寄与した。
■海外事業は、売上高が同221.7%増の23億1000万円、セグメント利益が5億4600万円となった。「カイブツクロニクル」に続き、「煙に巻いたらさようなら。」、「7 セブン サウザンドウォーズ」、「ヒーロー:ヒストリー」などの課金収入が伸びた。またアフィリエイト広告サービス「CHANet」を軸として純広告やサイト制作などの取引高が増加した。
■2013年3月期の見通しは非開示。「スマートフォン市場とソーシャルメディア市場の著しい変化を見極め、当社取引先における影響範囲等、当社グループの業績に対し直接的または間接的に影響を及ぼす可能性のある外性的要因等を精査の上、開示が可能となった時点において開示いたします。」としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アドウェイズ
- 設立
- 2001年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 山田 翔
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2489