【決算】ミクシィ、2012年3月期は営業益34%減…課金収益大幅増もフィーチャフォン広告が低迷

ミクシィ<2121>は、本日(5月11日)、2012年3月期の連結決算を発表し、本業の儲けを示す営業利益が前期比34.9%減となった。 Find Job事業とソーシャルゲームの課金収益が伸びたものの、フィーチャフォン向け広告を中心とした広告売上の減少が響いた。また課金決済手数料の増加や事業拡大に伴う人員増加も収益を圧迫した。 同社の発表した決算は、売上高が前期比0.8%増の133億3400万円、営業利益が同34.9%増の21億9400万円、経常利益が同29.5%減の21億0700万円、当期純利益が同45.8%減の7億4900万円だった。     事業セグメント別の状況は以下のとおり。 ■ソーシャルネット事業は、売上高が同1.3%減の123億2800万円、セグメント利益が同19.9%減の38億6100万円だった。収益面では、課金売上はど58.5%増の43億6000万円に拡大したものの、広告売上は18.2%減と低迷した。震災の影響による出稿抑制やスマートフォンへのシフトによりフィーチャーフォン広告の出稿が減少した。支出面では、課金収益の増加に伴い決済手数料の増加や、事業拡大に伴う人員の増加が影響した。     ■Find Job !事業は、売上高が同31.7%増の9億7900万円、セグメント利益が同34.1%増の8億2500万円だった。Web業界の求人動向は引き続き採用が活発であり、収益面においても堅調推移した。   ■2013年3月期 2013年3月期は、売上高が145~155億円(前期比8.7~16.2%増)、営業利益が22~28億円(同0.3~27.6%増)、経常利益が22~28億円(同4.3~32.8%増)、当期純利益が13~16億5000万円(同73.4~120.1%増)を見込む。     広告については、ユーザーに適した広告商品とソリューションの開発を進めるとともに、課金では、コンテンツの拡充と導線強化により課金ユーザーの増加を目指す。 費用面では、課金売上の増加による決済手数料の増加や、人員増による人件費の増加は見込んでいるものの、その他コスト構造の見直しを行い、削減を実施できる見通し。
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
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