12月17日付けの日本経済新聞朝刊は、スクウェア・エニックスHD<9684>が16日、2011年3月期の連結純利益が前期比89%減の10億円になりそうだと発表した、と報じています。従来予想を110億円下回り、2003年4月の合併以来、最低水準になるとのことです。
報道によれば、下方修正の主因は、「ファイナルファンタジー(FF)14」のパソコン版の操作性などに対する批判が強く、これを受けて、来年3月に予定していたプレイステーション3版の発売を延期したことだそうです。
また、売上高は32%減の1300億円の見込み。FF14の発売延期に加えて、国内外で販売を計画していたゲームソフトが雑になっていたこともあり、見直しを行うようです。アクションゲーム「デウスエクス」は来期にずれ込むほか、発売済みのソフトについても販売計画を下方修正した模様としています。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)