アニメ制作大手の東映アニメーション<4816>の第1四半期(4-6月期)の連結決算は、売上高69億9200万円(前年同期比10.5%減)、営業利益6億1200万円(同48.1%減)、経常利益7億6000万円(同43.4%減)、四半期純利益4億9500万円(同39.4%減)だった。
会社側では、前年同期に計上された大型作品「ジャンプ HEROES film」に相当する作品がなかったことや、アニメ映画「虹色ほたる」の興行成績の低迷、「ワンピース」関連商品の売上が前年同期の水準には及ばなかったことなどを主な要因にあげている。
しかし、「ワンピース」や「スマイルプリキュア!」の関連商品に関する版権収入はほぼ前年並となった。また、4月よりサービスを開始したソーシャルゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシーカードバトル』なども好調に稼働したとのこと。
■2013年3月期の見通し
2013年3月期は、売上高250億円(前期比24.3%減)、営業利益23億円(同53.7%減)、経常利益26億円(同51.0%減)、当期純利益17億円(同46.1%減)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816