セプテーニ・ホールディングス<4293>の第3四半期(2011年10月~2012年6月期)の連結決算は、売上高308億7900万円(前年同期比19.1%増)、営業利益11億7500万円(同83.8%増)、経常利益12億5500万円(同90.1%増)、四半期純利益4億4300万円(同25.9%増)だった。
同社では、主力のネットマーケティング事業が好調に推移したほか、ソーシャルゲーム分野も大きく伸長したことが主な要因としている。新卒採用77名を中心に人材への先行投資や、ソーシャルゲームの広告宣伝費の増加などで販管費が伸びたが増収効果でで吸収した。
また、経常利益については、投資有価証券評価益や持分法投資利益が増加したことも一因。子会社の合併に伴って発生した段階取得に係る差損やコマース事業に係るのれんの減損などの特別損失を計上したため、純利益は25%増にとどまった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■ネットマーケティング事業は、売上高249億6300万円(同11.7%増)、営業利益9億6300万円(同40.6%増)だった。スマートフォン広告や「Facebook」に代表されるソーシャルメディアなどの成長分野を中心に売上を伸ばした。自社メディア「世界の神アプリ」や、アドネットワーク案件が伸びた。
■メディアコンテンツ事業は、売上高32億4600万円(同228.0%増)、営業利益2億7100万円(前年同期は200万円の営業赤字)だった。子会社アクセルマークがエフルートを吸収合併し、大きく業容を拡大させた。また、収益性の高いソーシャルゲーム分野で「キングダムクロニクル」など複数のタイトルがヒットした。
■2012年9月期の見通し
2012年9月期は、売上高414億7900万円(前期比19.8%増)、営業利益16億0500万円(同72.8%増)、経常利益17億0500万円(同74.0%増)、当期純利益6億8300万円(同59.2%増)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社セプテーニ・ホールディングス
- 代表者
- 代表取締役 神埜 雄一
- 決算期
- 9月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4293