GMOインターネット<9449>は、この日(8月6日)、第2四半期累計(1-6月期)の連結決算を発表し、売上高359億6500万円(前年同期比21.9%増)、営業利益50億1100万円(同25.2%増)、経常利益49億8100万円(同32.8%増)、四半期純利益18億9200万円(同4.5%減)だった。
これまでGMOクリック証券を中心に収益を伸ばしてきたが、ネット広告だけでなく、レンタルサーバーなどのWEBインフラ事業も好調に推移したことが主な要因。純利益については減益となったが、これは税負担が発生したことによる。
■WEBインフラ・EC事業は、売上高143億2700万円(同23.9%増)、セグメント利益21億2400万円(同27.2%増)だった。ドメイン取得、レンタルサーバー、EC支援・WEB制作、セキュリティ事業、決済事業がいずれも好調だった。
■インターネットメディア事業は、売上高129億2500万円(同22.2%増)、セグメント利益11億0600万円(同35.7%増)だった。「ADResult」などアドネットワークの販売が好調に推移した。
■インターネット証券事業は、売上高82億5100万円(同11.6%増)、セグメント利益26億8100万円(同20.2%増)だった。店頭外国為替証拠金取引口座数は前年同期比37.2%増の24万口座と大きく伸びた。
■ソーシャル・スマートフォン関連事業は、売上高13億5100万円(同94.8%増)、セグメント損益9億5600万円の赤字(同6億9300万円の赤字)だった。「ガドランマスター byGMO」や「伝説のまもりびと2 byGMO」が引き続き堅調に推移したほか、Androidゲームアプリマーケット「Gゲー」でフジテレビのiPhone用ゲームアプリのAndroid版の配信も開始した。6月末現在の会員数は556万人と前年同期の53万人から10倍位上に伸びた。
■インキュベーション事業は、売上高4100万円(同195.1%増)、セグメント利益4100万円(同5300万円の赤字)だった。GMOVenturePartnersがキャピタルゲインを目的としたインターネット関連企業への投資、事業拡大の支援、企業価値向上支援を行っており、保有株式の売却を行ったため、増収・黒字転換となった。
■2012年12月期の見通し
2012年12月期の見通しは、売上高680億円(前期比10.2%増)、営業利益90億円(同19.6%増)、経常利益89億円(同26.9%増)、当期純利益44億円(同2.7%増)を見込む。
会社情報
- 会社名
- GMOインターネットグループ株式会社
- 設立
- 1991年5月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高2456億9600万円、営業利益437億4600万円、経常利益460億2500万円、最終利益132億900万円(2022年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9449