ビットアイル、2012年7月期は営業益35%増の27億円に

データセンター運営のビットアイル<3811>の2012年7月期の連結決算は、売上高147億4700万円(前期比23.4%増)、営業利益27億4600万円(同35.1%増)、経常利益24億7200万円(同42.8%増)、当期純利益13億3600万円(同47.9%増)だった。過去最高益となった。     同社では、iDCサービスの販売を進めることによりデータセンターの稼動率を高めるとともに、レンタルやクラウドサービスを中心としたマネージドサービスの収益も拡大するなど、iDCサービス、マネージドサービスが順調に推移したため、としている。   ■iDCサービス iDCサービスは、売上高103億6200万円(同19.5%増)だった。堅調な市場環境に応え得る拡張性のあるスペースと十分な受電能力を備えたデータセンターを基盤に、引き続き営業体制を整備・強化した結果、期末の稼動ラック数は4385ラック(同11.1%増)となり、売上高、顧客数ともに着実な積み上げを達成できた。   ■マネージドサービス マネージドサービスは、売上高32億6100万円(同39.6%増)だった。クラウドサービスの強化を行ったことに加え、レンタルサービスの販売も増加したことなどにより、売上面、収益面のいずれも向上した。   ■ソリューションサービス ソリューションサービスは、売上高11億2300万円(同19.5%増)だった。100%子会社ビットサーフのグループ外向けのシステムインテグレーション、エンジニアリングサービス提供が引き続き好調だった。   ■2013年7月期の見通し 2013年7月期は、売上高170億円円(前期比15.3%増)、営業利益33億円(同20.2%増)、経常利益30億円(同21.3%増)、当期純利益18億円(同34.6%増)と引き続き増益を見込む。     クラウドコンピューティング関連のサービスラインナップの一層の拡充に注力するとともに、可能な限り多くのサービスを顧客に対し、月額サービス化して継続的に提供していく計画。品川・文京両データセンターに対する需要が堅調であることに加えて、品川データセンターの増床オープンを予定しており、売上の増加が着実に見込まれる、としている。