電子情報技術産業協会(JEITA)は昨日(9月11日)、7月の携帯電話・PHSの国内出荷台数について、前年同月比14.3%減の293万9000台だったと発表した。
スマートフォンの出荷台数は、前年同月比46.5%増の187万3000台と大きく伸びたものの、フィーチャーフォンの落ち込みが響いた。スマートフォンの総出荷台数に占める比率は63.7%となり、初めて総出荷台数の6割を超えた。他方、PHSは0.7%増の16万4000台と2ヵ月ぶりに増加した。
また4月からの累計では総出荷台数は前年同月比19.7%減の815万9000台だった。そのうち携帯電話が766万4000台(19.5%減)、PHSが49万5000台(23.2%減)だった。また、スマートフォンは396万6000台(15.3%増)で、総出荷台数に占める比率は48.5%だった。
なお、下のグラフは、スマートフォンの比率の推移を示したグラフだ。右肩上がりで伸びていることがわかる。JEITA/CIAJの発表する統計は、富士通やソニーモバイルコミュニケーションズ、シャープ、カシオ計算機など日本メーカーの実績を集計したものだ。国内で大きなシェアを占めるアップルやサムスンなどを含めると、スマートフォンの比率はさらに高くなっている可能性がある。