9月27日付の日本経済新聞朝刊は、NTTドコモが約6000万人の顧客基盤を生かして、ソーシャルゲーム事業に参入すると報じている。通信料の収益が頭打ちになってきたことから新しい収益獲得手段と判断したとしている。
報道によれば、バンダイナムコゲームスなど十数社からゲームの提供を受け、11月下旬をメドに30種類のゲームを配信するとのこと。ゲーム会社から受け取る配信手数料については売り上げの2割前後とし、グリーやDeNAのほぼ半分に抑える。手数料を売上原価に計上していた場合、粗利で2割変わってくるため、ソーシャルゲーム会社にとっては魅力的なプラットフォームとなりそうだ。
なお、サービスは、NTTドコモのユーザーだけでなく、他社の携帯電話からも利用できるようにする方針。ゲーム内で使う有料の仮想通貨は、クレジットカードなどで決済できるようにするほか、ドコモの契約者なら通話料などに応じて毎月付与されるポイントも交換できるようにする。