12月19日から25日までの週間アクセスランキングをお送りする。
1位は、民放キー局がソーシャルゲームに相次いで参入との報道 12月19日付けの新聞記事(1)だった。テレビ局の持つコンテンツを生かしたタイトルが予想されるわけで、非常に脅威と受け止める見方があれば、逆に、過去テレビ局の出したゲームを考えるとそれほどでもないのではという見方もあり、といった状況のようだ。
2位は、『桃鉄』が「GREE」に登場! ハドソン、『桃太郎電鉄Lite』など3タイトルを配信。ハドソンは、この週、ソーシャルゲームに関してかなりアグレッシブに動いていたこともあり、ハドソン関連の記事にはかなりのアクセスがあった。
3位は、TIW、スクエニHDを「2+」から「2-」に格下げ 株価を支えてきた要因がはく落だった。この記事に限らず、24日付けの日経新聞夕刊や、17日の東洋経済オンラインの記事も見る限り、スクエニの状況については、資本市場関係者の間ではかなり深刻に受け止められているようだ。「開発体制ややり方を具体的にこうやって、こう改善するので大丈夫です」などとわかりやすく説明するのは難しい。不安を払拭するには今後の実績で示していく以外にない。
4位は、戦国カードゲーム コナミ、「モバゲー」で『戦国コレクション』の配信開始。この週、コナミはもう一本リリースすると発表しており、こちらも注目を集めていた。
5位は、入社準備金100万円! バタフライ、エンジニア採用を強化だった。筆者の見聞きする限りの範囲の話だが、生粋のゲーム開発者だと、この種の準備金に抵抗を覚える方が多いように思う。ただ、会社側にとっては、人材紹介会社等を使うよりも安上がりな面があるので、条件が合って興味があるようなら積極的に応募すべき。例えば、年収400万円の開発者が、人材紹介会社経由で入社すると、年収の30%-35%を手数料として支払うことになる。手数料率30%でも120万円だ。会社側にとってもざっくり20万円得することになるのだ。双方がハッピーになる制度なのでぜひどうぞ。
6位には、謎はすべて解けた! ドリコム、講談社と共同で「GREE」で『金田一少年の事件簿』の配信開始が入った。あの樹林さんにツイートされてて、とても驚いた(該当ツイート)。講談社も、他の出版社に比べて、ソーシャルゲームに関しては他社より一歩先に動き出しているという印象がある。
8位には、まさに新機軸の恋愛ゲーム! ベクター、「モバゲー」で『ナイプリ! 月下のナイト&プリンセス』の配信開始。恋愛ゲームだが、男女双方に対応したハイブリッドバージョンというのはなかなか珍しいように思われる。
9位には、サクセス、『まきば生活 ひつじ村』でクリスマスイベントを開催 「Yahoo!モバゲー」と「mixi」だった。
そのほか、12位には、JPモルガン証、DeNAの海外展開に関するレポートを発行が入った。金曜の夜に投稿したものだが、思いの外、アクセスを集めた。一部でアナリストの意図を勘ぐる向きもあるが、素直に、プロのアナリストとしての企業評価と考えてもらいたいところ。DeNAの取り組みは、本当にチャレンジングなものであるが故に、資本市場関係者の評価が分かれてしまうのだ。