アクセルマーク<3624>は、本日(11月5日)、2012年9月期の連結決算を発表し、売上高38億8800万円、営業利益2億2600万円、経常利益2億2800万円、当期純利益1億9000万円だった。前期は単体だったため、あくまで参考だが、売上高12億3100万円、営業利益1100万円、経常利益400万円、当期純損益3200万円の赤字であり、前年との比較では実質的に大幅な増収・増益を達成したことになる。
7~9月期の決算にフォーカスすると、売上高10億1100万円(前四半期比4.2%増)、営業損益400万円の赤字(前四半期7200万円の黒字)、経常損益ゼロ(同7000万円の黒字)、四半期純損益300万円の赤字(同6000万円の黒字)だった。
同社では、エフルートとの合併後、ソーシャーゲームを中心とした事業展開を推進し、「王様ゲーム」、「アドベンチャークロニクル」、「天空のレギオン」、「プロ野球クロニクル」をリリースし、期初と比較して大きくソーシャルゲーム登録者数を増加させた、としている。また海外向けタイトル「Kingdom Wars」もリリースしている。ソーシャルゲーム事業の業績は、売上高17億円、セグメント利益1億7700万円だった。なお、7~9月期は、売上高5億6200万円(前四半期比19.3%増)、セグメント損益1100万円の赤字(前四半期6800万円の黒字)だった。
また、コンテンツ事業は、フィーチャーフォン向けコンテンツの売上は減少傾向となった。そこで、事業運営体制の効率化、広告出稿に係る費用対効果の見直し、不採算コンテンツの整理を進めて収益性向上に注力する一方、スマートフォン向け電子書籍サービスも強化した。売上高13億4300万円、セグメント利益2億3600万円だった。このほか、広告事業は、売上高8億5800万円、セグメント利益3500万円だった。
このほか、特別損失として3000万円を計上した。内訳は、事務所移転費用が2400万円、減損損失が約600万円となっている。
■2013年9月期の見通し
2013年9月期は非開示。同社では、フィーチャーフォンからスマートフォンへの急速な移行や、モバイルインターネットを取り巻く環境が急激に変化しており事業の成長速度を合理的に予測することが難しいこと、ノウハウを蓄積している段階である海外向けソーシャルゲームの収益予測が困難であること、先行投資を行っている新規タイトルの収益貢献規模の予測が大きく変動する可能性があることを理由としてあげている。
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624