スクエニHD、第2四半期は赤字転落…家庭用ゲームソフトとアミューズメント機器の不振で

スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、本日(11月6日、)第2四半期(4~9月期)の連結決算を発表し、売上高610億5500万円(前年同期比6.2%増)、営業損益52億4000万円の赤字(前年同期73億9100万円の赤字)、経常損益62億6600万円の赤字(同53億8600万円の黒字)、四半期純損益54億8000万円の赤字(同37億0400万円の黒字)だった。     同社では、主力のデジタルエンタテイメント事業で、家庭用ゲームソフトの販売が落ち込んだことが主な要因だった。またアミューズメント事業が赤字となったことに加え、出版事業も減収減益となった。セグメント別の状況は以下のとおり。 ■デジタルエンタテインメント事業は、売上高307億4900万円(同4.3%増)、営業損益20億8800万円の赤字(同77億8100万円の黒字)だった。ニンテンドー3DS向けの「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」の販売が好調であったものの、家庭用ゲームソフト全体は計画を下回った。 また、ブラウザゲーム「戦国IXA」、モバゲー向けソーシャルゲーム「ファイナルファンタジーブリゲイド」などが引き続き順調に推移し、四半期毎に増収基調を維持した。しかしコンテンツの開発期間が長くなり、開発費用の発生が先行する傾向が強いため、利益面でやや伸び悩んだ。 このほか、MMORPGMO「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族オンライン」のサービスを開始し、課金登録者数は順調に伸長したとのこと。   ■アミューズメント事業は、売上高231億1500万円(同9.6%増)、営業損益2億0900万円(同18億81百万円の黒字)だった。アミューズメント施設運営は、既存店の売上高が前年同期比で99%と堅調に推移したが、アミューズメント機器がいずれも機器販売、インカムなどにおいて不振となった。   ■出版事業は、売上高55億3000万円(同5.0%減)、営業利益12億2700万円(同16.9%減)だった。引き続きコミック単行本の販売が堅調に推移した。   ■ライツ・プロパティ等事業は、売上高16億7300万円(同47.5%増)、営業利益3億5200万円(同66.0%増)だった。自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラック等の販売・許諾を行うとともに、他社の有力コンテンツのキャラクターグッズ化による品揃えの強化や海外展開による収益機会の多様化に努めた。   ■2013年3月期の見通し 2013年3月期は、売上高1500億円(前期比17.3%増)、営業利益75億円(同30.0%減)、経常利益65億円(同36.9%減)、当期純利益35億円(同42.2%減)を見込む。  
株式会社スクウェア・エニックス
https://www.jp.square-enix.com/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
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