ソーシャルゲーム業界中心に活発な採用が続く ワークポート、12月のゲーム業界採用動向を発表
転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、「2010年12月 ゲーム業界 採用動向」を発表した。
ワークポートでは、ゲーム業界について、総じて活発な採用活動が続いており、そのなかでもソーシャルゲームが活況な状況にある、としている。WEB業界やゲーム業界の双方から人材を求めているだけでなく、ポテンシャルを重視した採用が目立ったという。
コンシューマーゲーム業界では、30代の即戦力を求める動きが強く、ターゲットとなる人材の年齢層が高いのが特徴。オンラインゲーム業界では、開発側に比べて運営側の求人が多く、韓国系の企業も多いことから語学力(韓国語・英語)が求められるケースがみられた、とのこと。
他方、職種別では、WEB開発エンジニアのニーズの高いもよう。ワークポートでは、オンラインゲームやソーシャルゲームの登場で、インターネット業界とゲーム業界の融合が進んだことが一因と分析している。
ゲーム業界各社は、転職希望者への年俸を高めに設定するほか、入社準備金のような一時調整金の準備、紹介会社へのフィーの引き上げ、といった様々な方法で人材の確保に奔走している。
■今後の見通し
ワークポートでは、今後の見通しについて、ソーシャルゲーム業界からの引き合いが強いため、WEB開発エンジニアの争奪戦はしばらく続くと予想している。
他の職種についても採用拡大が予想されるが、プランナー・ディレクターであれば企画書、デザイナーであれば作品、プログラマーであれば簡単な作品やソースコードといった「履歴書と職務経歴書以外のアピール」をしっかりと準備しておくことが転職を成功に導く鍵になるようだ。
「IT転職ナビ」: http://www.itnavi.jp/