サイバーエージェント、「Amebaスマホ」のCM発表会開催…30億円規模の広告費、スギちゃんと芹那さんもゲスト登壇!
発表会では、テレビCMやサービスが紹介されたほか、ゲストとして、お笑い芸人のスギちゃんとタレントの芹那さんが駆けつけ、トークセッションも行われるなど、非常に盛り上がった発表会であった。今回の記事では、その発表会の模様をお伝えしよう。
「Amebaスマホ」は今が勝負どころ(藤田晋氏)
まず、サイバーエージェント代表取締役社長の藤田晋氏が登壇し、「Amebaスマホ」のサービス概要と取り組み、今回のCM放送を行うに至った経緯を説明した。サイバーエージェントでは、スマートフォン利用者が急速に拡大する中、それに対応するため、コミュニティサービスやゲームサービスを開発・提供を急ピッチで進めてきた。これまで「Ameba」といえば、ブログや「アメーバピグ」のイメージが強かったが、ゲーム&コミュニティプラットフォームの「Ameba」に生まれ変わった。
同社では、この4ヵ月間、マスプロモーションの展開を視野に入れ、様々なゲームやコミュニティサービスを提供し、すでにAmebaのユーザーは倍増以上となったという。「Amebaスマホ」のMAU(月間アクティブユーザー数)は、6月には114万人だったが、9月には265万人と大きく伸びた。4ヶ月間で232%成長という非常に高い成長率となった。サービス投下が奏功した。
藤田氏はまた、同社の強いこだわりとして、コミュニティやゲームを内製で行うことをあげている。スマートフォンの開発ラインは、88ラインあり、国内だけでなく、世界的に見ても最大規模になるとのこと。1ライン5~20人で、平均10人規模で開発を行っている。開発ラインは、社内を中心に約3000ものアイディアを集め、その中から可能性のあるプランをピックアップして開発する。これに伴い、社員数も1251人から2517人に増えた。大半は、スマートフォン向けの開発に携わっている。
今回のテレビCMは、鈴木おさむ氏のアイディアで、「開発者の見えるCM」とした。つまり、社員をテレビCMに出す。ネット企業のテレビCMは多いが、作り手の顔が見えてこないため、差別化要因になる面もある。また、サイバーエージェントを特集したテレビ番組も視聴率が高く、サービスを作っている人への関心も高いとみているという。屋外広告と交通広告、テレビCM、インターネットを駆使し、広告費30億円規模を投下する。「Amebaスマホ」の露出は、同時期の広告に比べて、「ダントツの規模」(藤田氏)となる見通し(※)。
(※)これに関して、元大手広告代理店の人にヒアリングしたところ、ある人気ソーシャルゲームが行った大規模プロモーションの3回分に相当するとのことだった。テレビCMにタレントを使用していないこともあって、その露出量は他社よりも圧倒的に多くなるのではないか、とのことだった。
作り手の顔の見えるCMで親近感を持ってもらう(鈴木おさむ氏)
次に放送作家でCM企画・制作を担当した鈴木おさむ氏が登壇した。鈴木氏は、サイバーエージェントから「Amebaスマホ」について、いままでにないCMを作ってほしいとの依頼を受けたという。
鈴木氏は、Amebaスマホの事業展開を聞いており、実際に利用したところ、他で利用できない斬新なサービスがあると感じた。今回のテレビCMでは、普通にコミュニティやサービスをアピールするのではなく、多くのCMに埋もれてしまうため、どんな人がつくっているのか、顔の見える形にし、ユーザーからより身近に感じて楽しめるようにしたとのこと。作り手である社員が出演するテレビCMを提案した。当初、色々なタレントが出演する豪華CMも考えたが、それではサービスを理解してもらえないのではないと考えたという。
テレビCMの内容は、鈴木氏が12名の開発者にインタビューするもので、入社2年目から30歳前後の社員が対象にした。テレビの現場では30歳でディレクター、40台でプロデューサーということが多く、その若さに驚いた。自分と同世代が開発している、あるいは自分よりも年下の人が作っているということがわかってもらえて、サービスに親近感を持ってもらえるのではないか。そして夢がある会社でもある。インタビューに登場する社員は、きれいな人、イケメンなど個性的な人が登場し、多くのパターンのCMを作ることができた。
同時に、テレビCMに合わせて、「Amebaスマホ」と連動したテレビ番組の企画も行った。現在、テレビ朝日で火曜深夜に放送している「ガールズトーク」という番組がある。すでに放送中だ。また同じテレビ朝日で「スマホポリス」という番組も提供している。いずれの評判も上々とのこと。
スギちゃんと芹那さんが登壇しトークセッション
続いてテレビCMとメイキング動画が放映された後、ゲストとして、スギちゃんと芹奈さんが登壇し、鈴木おさむ氏も交えてトークセッションを行った。2人とも公式ブログを持っており、特にスギちゃんは2006年の公式ブログになる前から利用しているとのこと。コミュニティサービスについての利用した感想や利用方法を語り合った後、スマートフォン向けオークションサービス「バシャオク」で本日15時より開催されているチャリティオークションに3名が出品することも明らかにされた。スギちゃんは、トレードマークである上下Gジャンを「匂い付き」で出品し、芹那さんは、メッセージ付き写真集と私服を、鈴木おさむ氏は、マイケルジャクソンのフィギュアを出品する。
セッション終了後には、フォトセッションが行われた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751