サイバーエージェントのビジネスはスマホとの親和性高い 大和証券投資情報部「Stock News」 

 大和証券投資情報部は、1月6日付けの「STOCK NEWS」で、サイバーエージェント<4751>を取り上げている。

 サイバーエージェントは、ネット広告とネットメディア企業として知られているが、大和証券では、「アメーバピグ」を利用したビジネスを拡大し、黒字化が難しかったブログビジネスを黒字化させた会社として高く評価しているようだ。「アメーバピグ」は、SNS「Facebook」でも提供されている。

 大和証券によれば、サイバーエージェントのビジネスは、他のSNS企業に比べてパソコン向けのネットビジネスの比重が高い点に特徴があり、売上高や利益の伸びなどはこれからの段階だった、とのこと。しかし、スマートフォンの普及は、同社によってメリットになると見ているという。

 スマートフォンは、従来型の携帯電話と異なり、iモードやEzwebなどの専用ネットワークを必要とせず、パソコンと同様の情報を取得できるうえ、画面に表示される情報量が多いことから、パソコン向けを中心に展開してきたサイバーエージェントのサービスとの親和性が高いというのだ。サイバーエージェントでは、スマートフォン向けのアプリや広告の拡充を進める見込み。

 注力中のAmeba事業は、2010年7-9月期に営業黒字に転換し、その後も利益計上は継続している模様。内外のスマートフォン利用の拡大によって、「アメーバピグ」のスマートフォン利用が進めば、同社の利益成長に弾みが付くと考えられよう、としている。

株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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