■森川氏 1億人突破も「通過点」
まず、代表取締役社長の森川亮氏が登壇した。『LINE』は、2011年11月に初めてテレビCMを開始し、会員数が1億人を突破し、いまや生活インフラとなっているだけでなく、ゲームやアニメ、マンガ、キャラクターグッズなどのサービスも生まれてきた。順調に成長してきたが、「まだ通過点にすぎない」とコメントした。今後も引き続きスマートフォンの普及が予想されることから引き続き利用者の拡大とサービスの充実に努めていくと語った。
■舛田氏「『LINE』のコンセプトを再び伝えたい」
次に執行役員/CSMOの舛田淳氏が登壇し、『LINE』の実績と戦略を語った。『LINE』は、サービス開始から575日でユーザー数1億人に到達したが、これはTwitterの1486日、Facebookの1666日をはるかに上回るスピードだったと説明した。そして世界231カ国で使われており、41カ国でアプリストア1位を達成。会員数は、日本、台湾、タイでトップシェアとなっており、それぞれ会員数は4150万人、1180万人、1230万人となっているとのこと。最近では、中東や東アジア、スペイン、メキシコ、アルゼンチン、チリなどでも増えているという。
2013年の『LINE』の展開について、2つの方針を掲げているとのこと。ひとつは、さらなるグローバル展開。特に現在サービスがリーチできていない、北米と中国、欧州市場での展開を強化する方針。そして、国内については、国内4000万人を超えたものの、今後もスマートフォンユーザーが増える見通しで、さらなる会員の獲得に注力今回の新CMは会員獲得施策と『LINE』のサービスメッセージをあらためて伝えることが目的となる。
今回のCMのテーマは、「人はつながって生きている」。『LINE』はもともと見知らぬ人とではなく、家族や恋人、友人とのコミュニケーションを活性化するためのツールとして開発された。今回、テレビCMを通じて、このコンセプトを伝えたいと考えたそうだ。劇団員同士が『LINE』ユーザーとして『LINE』を通じて様々なコミュニケーションを行なっていく様子を描く。「LINEする」という単語が一般動詞化しはじめており、CM内でも盛り込んだ。
注目されるCMのキャストは、石原さとみさんを主演とし、永山絢斗さん、木南晴夏さん、及川光博さんが出演する。CMの放映は、1月26日からで関東・関西、東海・九州(福岡、鹿児島、熊本)で放映し、順次、他地域でも放映する予定。第1作目は3本「挨拶編」「励ましのメール編」「告白のセリフ編」で、今後も引き続きシリーズ化していく予定。
■石原さん「毎日使うサービスの宣伝ができて幸せ」
続いて、新CMの主演を務める石原さとみさんがスペシャルゲストとして登場した。石原さんはまず、今回のCM出演について、「毎日のように使っていて、心から便利と思っているサービスの宣伝ができるなんて本当に嬉しいです。」と喜びを語った。
石原さんは、『LINE』公式アカウントの開設前から使用しており、最高22人の友人とグループラインやスタンプ、メールなどを利用しているという。食事の誘いや『LINEカメラ』で加工した写真の投稿などのほか、海外の友人とも連絡を取っており、常につながっている感じが持てるという。そのため、特に物理的な距離のある海外の友人とは会いたい、会いに行こうという気持ちを増すそうだ。
『LINE』のスタンプについて「無料でいただけるものはとにかく利用している」が、特に「勝手気ままなのぶこ」を愛用しているとのこと。また親友が「地獄のミサワ」を送ってきて、「イラっとする」が、こちらもつい買ってしまったという。石原さんは、スタンプの良さとして、様々な表情が用意されており、スタンプだけで会話することもあることをあげた。例えば、「食事を誘って断られたら号泣する」といった気分を楽しく表現できる点に魅力を感じている。
なお、新CMについては、石原さんは新しく入ってきた劇団員の役となる。今回のCMの見どころとして、連続ドラマのようにドラマティックな展開になっていることと、「自信のない女の子が励まされて頑張って希望の持てるCM、というよりも作品になっている」ことをあげた。撮影については、一緒に仕事のあるメンバーということもあって、良い緊張感と安心感で集中して楽しくできたとコメント。CMも実際に披露されたが、素敵な作品に仕上がっており、今後の続きも気になるところである。『LINE』のさらなる広がりが期待される。
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会社情報
- 会社名
- LINE株式会社
- 設立
- 2019年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ
会社情報
- 会社名
- LINE株式会社
- 設立
- 2019年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ