サイバーエージェント<4751>の連結子会社CyberZは、本日(2月21日)、全国のソーシャルゲームで遊んでいる15~69歳の男女1018名を対象に、「ソーシャルゲームの利用実態調査(第一弾)」の結果を発表した。
■スマホへの移行理由は「ネットでの検索がしやすい」が1位
フィーチャーフォンからスマートフォンに移行したユーザーの移行したきっかけは、男女ともに「ネットでの検索がしやすい」が61.0%が首位で、「ゲームアプリが充実している」が44.9%だった。次いで「ニュース、天気予報、交通情報などが調べやすい」「使いたいアプリがある」が挙がるなど、全体的にスマートフォンでネットサービスやアプリを活用するために移行する傾向がみられた。
■スマホ移行後、初めてソーシャルゲームを始めたユーザーは約4割
スマートフォン移行後のソーシャルゲーム利用状況は、「ガラケー時は遊んでいなかったが、スマートフォンになってソーシャルゲームを始めた」が38.2%で最多だった。これに「ガラケー時も遊んでいたが、スマートフォンになってから新しいソーシャルゲームを始めた」を含めると、移行後に新規のソーシャルゲームを始めたユーザーは約66.9%となる。また、OS別に見ると、iPhoneユーザーはAndroidと比較して、移行後にソーシャルゲームを始める割合が高い傾向にあり、その傾向は男性において顕著だったとしている。
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■スマホ移行後、「ゲームアプリで遊ぶ時間が増えた」ユーザーは約7割 スマートフォン移行後のソーシャルゲームの利用状況については、「ソーシャルゲームで遊ぶ時間が増えた」が50.7%を占め、「やや増えた」と合わせると約7割を占めた。また、OS別に見ると、AndroidユーザーよりもiPhoneユーザーの方がソーシャルゲームで遊ぶ時間が増えたと回答したユーザーが多く、中でも女性ユーザーの割合が高かった。年代別は、遊ぶ時間が増えた割合について、iPhoneユーザーは30-39歳、Androidユーザーは15-19歳が高い傾向だった。(クリックすると拡大)
■スマホ移行後、「ソーシャルゲームへの課金額が増えた」ユーザーは約3割 スマートフォン移行後の課金金額については、「かわらない」が58.0%、「増えた」「やや増えた」と回答したユーザーは31.0%だった。OS別に見ると、iPhoneユーザーは、Androidユーザーと比較して移行後に課金額が増えたと回答する割合が多く、また、女性より男性の方が移行後に課金額が増える傾向だったとのこと。(クリックすると拡大)
なお、今回の調査は、マクロミルのインターネットリサーチを通じて、2012年12月27~30日に行われた。事前調査で15~69歳の男女を人口構成比に割付回収した対象者4万人のうち、スマートフォン所有比率は37.5%だった。そのうち、スマートフォンで普段ソーシャルゲームで遊んでいるユーザー1018サンプルだったという。今後、ソーシャルゲームユーザーが同時に遊ぶアプリ本数やゲームジャンル、平均課金額などについての調査結果を発表する、としている。