エイチーム、14年7月期は増収減益…ライフサポートが過去最高 ゲーム関連はスマホゲームがフィーチャフォンとソーシャルゲームの落ち込み補えず

エイチーム<3662>は、この日(9月12日)、2014年7月通期(2013年8月~2014年7月期)の連結決算を発表し、売上高120億3600万円(前期比9.5%増)、営業利益14億5200万円(同15.4%減)、経常利益14億7000万円(同14.5%減)、当期純利益8億0700万円(同22.5%減)だった。
 
増収減益での着地となったが、ライフスタイルサポート事業が伸びた一方、スマートフォンアプリやソーシャルゲームを手がけるエンターテインメント事業が減収減益となったことが主な要因だった。

 

 

セグメント別の動向は以下のとおり。

■エンターテインメント事業は、売上高61億6900万円(同7.0%減)、セグメント利益14億0900万円(同24.5%減)だった。スマートフォンアプリでは、月商1億円超えとなった「ダークサマナー(Dark Summoner)」や「ダービーインパクト」、「レギオンウォー(War of Legions)」が収益に貢献したものの、従来型携帯電話向けのソーシャルアプリの減収を補えなかったという。

なお、組織体制や開発フローを見直し、研究開発を進め、さらに「ダービーインパクト」の韓国版及び「レギオンウォー(War of Legions)」の繁体字版(香港、台湾、マカオ向け)を配信するなど、アジア圏におけるパートナシップの構築に取組み、次期以降の成長に向け基盤を整えた一年となった、としている。


■ライフスタイルサポート事業は、売上高58億6600万円(同34.6%増)、セグメント利益8億0500万円(同27.4%増)だった。車査定・車買取サイト「ナビクル」が消費税増税前の駆け込み需要を背景に、新車販売台数の拡大に伴う中古車買取需要が大幅に増加し、大幅な増収増益となった。引越し比較・予約サイト「引越し侍」やブライダル事業「すぐ婚navi」なども増収増益を達成し、過去最高の売り上げ・利益となった。



■2015年7月期の見通し

2015年7月期は、売上高150億円(前期比24.6%増)、営業利益17億円(同17.0%増)、経常利益17億円(同15.6%増)、当期純利益10億8000万円(同33.7%増)を見込む。

 
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高275億5200万円、営業利益5億4300万円、経常利益7億1100万円、最終利益1億4300万円(2023年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
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