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【エイチーム決算説明会】第1四半期上ぶれも通期予想変更せず 主力3タイトルが月商1億円超え 過去最高のスタートの新作『ユニゾンリーグ』に期待

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エイチーム<3662>は、12月12日、2015年7月期第1四半期(1Q、2014年8~11月)の決算を発表し、都内で決算説明会を開催した。発表した決算は、売上高が前四半期(5~7月期、QonQ)に比べて9.0%増の32億円、営業利益が同13.4%増の4億9000万円となり、QonQで増収増益を達成した。『サークサマナー』や『ダービーインパクト』、『レギオンウォー』の主要3タイトルが堅調に推移し、月次1億円ペースを維持したことが主な要因だった。

決算説明会に臨んだ林高生社長(写真)は、「第1四半期は上ぶれたが、新作『ユニゾンリーグ』のリリースがずれこみ、予定していた広告宣伝費が第2四半期にずれこんだためだ。第2四半期は、広告宣伝費を増やすため、2015年4月通期と中間期の業績予想を変更しなかった」と説明した(特に断りがない限り、「」内の発言は林社長)。

また12月4日にリリースした新作『ユニゾンリーグ』は、12月12日より課金要素を実装したところ、App Storeの売上ランキングで5時間でTOP50に入るなど「同社のゲームアプリとしては過去最高の記録した」という。決算発表だった12月12日以降も順調に順位を上げており、一時、31位となった。今後、12月中旬以降に予定している本格的なプロモーション活動でユーザー数を増やしつつ、運用で伸ばしていく考えだ。『ユニゾンリーグ』に関しては関連記事を参照のこと。

【関連記事】
エイチーム林社長「『ユニゾンリーグ』の初速売上は過去最高」 本日課金要素を実装 プロモーション活動は12月中旬以降に実施へ


 
▼エイチーム全体の直近の業績動向



 
■エンタメ事業

エンタメ事業の1Qの売上高15億5000万円、セグメント利益5億0700万円となった。前年同期比では売上高が5.0%増、営業利益216.7%増と大幅な増益となった。前年同期では『ダークラビリンス』や『レギオンウォー』に係る外注費や広告宣伝費がコストを圧迫したが、そうしたコストが今期は計上されなかったことによる。前四半期との比較でも売上高4.7%増、営業利益18.4%増と伸びた。

 


タイトル別では、『レギオンウォー』、『ダークサマナー』、『ダービーインパクト』が堅調で平均月商1億円を維持するなど堅調に推移した。また、『ダービーインパクト』については、繁体字版が香港のApp StoreやGoogle Playの売上ランキングで上位に入るなど好調な滑り出しを見せたとのことだった。

 


今回からアプリやサービスの種類別の売上グラフを開示した。自社ネイティブが伸びたほか、ツール系のアプリとして、女性の生理日予測・排卵日予測サイト「ラルーン」が伸びた。またキャリア公式サイトの売り上げも減っているという。今後、ソーシャルマッチングアプリ「ディアライフ」のプロモーションに力を入れていく。

 


海外売上の比率も公開された。ここ3四半期ほど25%を超えるなど海外での売上比率が上がっている。『ダークラビリンス』や『レギオンウォー』がメインとなっており、今後、『ダービーインパクト』が香港App Storeの売上ランキングでTOP10に入るなど、次の四半期から寄与する見通し。さらに『ユニゾンリーグ』の海外展開なども積極的に行っていく考え。

 


海外展開について、自社運営か、現地の会社にライセンス供与するのか、という点について会場から質問があった。これに対し、中華圏に関しては現地の会社と組む考えだという。また英語圏については、「独自で運用する。『ダークサマナー』や『レギオンウォー』の運営経験があり社内体制も整っているだけでなく、エイチームの作品のファンも抱えている」(取締役の中内 之公氏、写真)からだ。

なお、開発ラインは、『ユニゾンリーグ』を合わせて4タイトル、つまり、現時点で3タイトルを開発しているという。企画着手しているものもあり、今期中に4本以上出したいという考えを持っているという。メッセンジャー向けのプラットフォーム向けのアプリについては、開発が遅れているというよりは、リリースタイミングの調整で時間がかかっているとのこと。

また、昨今、業界内でも話題になっているゲーム開発費の高騰については、同社ではそれほど変化が出ていないという。「『レギオンウォー』や『ダークサマナー』と比較してもそんなに変わらない。両タイトルは、カードイラストを外注する必要があったが、その当時、カードイラストの制作費は高騰していた。『ユニゾンリーグ』は、ほぼ内製でつくったため、コストを抑えられた」とのこと。

運営のアウトソースに関する質問も出た。中内氏は「社内でも話が出ているが、外注化をした途端に売り上げが落ちることもある。開発チームの部分が運営チームに伝わらないなどコミュニケーションロスが発生する可能性もある」と回答し、社内リソースで運営する姿勢を示した。ただ、これまで開発チームが運用していたが、別途、運営専門のチームを設置し、軌道に乗った時点で運営移管を行うことも考えているとのこと。



■ライフスタイル事業

ライフ事業の1Qの売上高は16億5000万円、営業利益は1億7300万円だった。前年同期比では売上高34.3%増、営業利益28.3%増と増収増益を達成した一方、前四半期との比較では売上高13.3%増、営業利益19.9%減と増収減益となった。前四半期比で減益となったのは、「すぐ婚navi」のテレビCMを行うなど広告投資を行ったことによる。

 


引越し比較サイト「引越し侍」や中古車査定・買取サイトの「ナビくる」は、順調に利用者数を伸ばしたことで売り上げを伸ばした。キャッシングの比較サイト「ナビナビキャッシング」は、「利用者数が伸びている。損益が若干の赤字だが、トントンに近づいてきた。今後、大手カード会社も参画し、黒字化も視野に入ってきた」という。
 


なお、テレビCMを行った「すぐ婚navi」は、 サービスの特徴がわかりづらかった問題を解消するため、「結婚式が安くなる」というわかりやすいメッセージを発したCMを放映したという。ナビナビキャッシングは利用者数が伸びている。損益が若干の赤字だが、トントンに近づいてきた。大手カードが参画し、黒字化となる見通し。

 



■ゲーム事業の広告費は横ばい

広告宣伝費は、エンタメ事業はほぼ横ばいとなり、ライフスタイル事業が伸びた。これは先述のように「すぐ婚Nave」のブランディング強化のためのテレビCMの放映を行ったことによる。『ユニゾンリーグ』のプロモーション活動を行うため、第2四半期はエンタメ事業の広告宣伝費は増える見通しだ。KPIを見ながらとなるものの、現状では月間で1億円が上限になるのでは、とのことだった。

 



人員については、エンタメ事業では大規模な採用は行わず慎重に採用しているため、ゆるやかな増員となっているという。また、ライフスタイルでは人員が減少したが、「すぐ婚Navi」の組織再編や「引越し侍」の閑散期に伴い、コールセンターのアルバイトの工数が減少したという。同社では、4時間労働の人が2人いた場合、1人で計算しているという。勤務時間がへったことで人数が減ったというわけだ。

 

 
(編集部 木村英彦)
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企業情報(株式会社エイチーム)

会社名 株式会社エイチーム
URL https://www.a-tm.co.jp/
設立 2000年2月
代表者 林高生
決算期 7月
直近業績 売上高376億7400万円、営業利益47億100万円、経常利益47億3000万円、最終利益33億600万円(2018年7月期)
上場区分 東証一部
証券コード 3662

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