ポールHD、第1四半期は20%超の増収増益…ネイティブアプリ・アミューズメント機器のデバッグが堅調、買収したキュービストも寄与

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>は、6月5日、第1四半期(15年2~4月期)の連結決算を発表し、売上高45億3600万円(前年同期比29.2%増)、営業利益6億2700万円(同26.7%増)、経常利益6億2100万円(同25.7%増)、最終利益3億5700万円(同35.4%増)だった。
 

同社では、ネイティブアプリ・アミューズメント機器のデバッグ業務が堅調に推移したため、と説明している。前期に買収したキュービストも収益に寄与したようだ。セグメント別の状況は以下のとおり。

①デバッグ・検証事業
売上高37億0600万円(同39.4%増)、営業利益6億7000万円(同39.4%増)だった。アミューズメント機器向けデバッグは、各メーカーにおいて指定試験機関におけるパチスロの型式試験方法変更への対応が進み、そのデバッグ業務を受注した。また、スマートフォンアプリでは、大手家庭用ゲームソフトメーカーも積極的に開発を行っていることから、モバイルコンテンツ向けデバッグ業務の受注も堅調だった。


②ネット看視事業
売上高8億1200万円(同2.2%減)、営業損益1700万円の赤字(同4200万円の黒字)だった。ゲーム、ネット、Eコマース業界向けBPO(Business Process Outsourcing)サービスの拡充を図ったが、一部顧客企業の業務縮小等があり、稼働率が低下したという。同社によると、ブラウザソーシャルゲームの投稿看視やユーザーサポートが低下したとのこと。


 
■2016年1月期の見通し

続く2016年1月通期は、売上高178億8100万円(前期比21.2%増)、営業利益22億9300万円(同23.2%増)、経常利益23億0400万円(同22.6%増)、最終利益13億8700万円(同38.6%増)を見込む。
 
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
https://www.phd.inc/

会社情報

会社名
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
設立
2009年2月
代表者
代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
決算期
1月
直近業績
売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3657
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