TOKYO SMARTCASTが解散…第3の放送サービス『i-dio』を運営

TOKYO SMARTCASTが解散したことがわかった。10月15日付の「官報」に掲載された「解散公告」で、10月7日の株主総会で決議されたとのこと。

同社は、地上アナログテレビ放送終了後に空いた周波数帯 (VHF-Low帯=99MHz~108MHz)を利用して創設された、既存のテレビでもラジオでもない全く新しい"第3の放送"とする『i-dio』を運営していた。このフラッグシップチャンネルとした「TS ONE」は9月30日にサービスを終了した。

エフエム東京やジグノシステムジャパン、フェイス、エムエムアイ、オニコン、ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス、日本電気、PCIソリューションズ、ビーイング、オリコン、エヌケービーが株主に名を連ねている。

なお、出資者の一つであるフェイスが『i-dio』の収益性が不透明であるとし、同事業の関連子会社の減損処理を行い、2020年3月期の最終損益の予想を2億円の黒字から3億円の赤字に引き下げていた(関連記事)。