
【ゲーム株概況(10/12)】好決算のブロッコリー大幅続伸 『無職転生』発表のビーグリー買われる 主力株物色難で中小型株に脚光
注目ワード :

ゲーム関連株を見ると、主力株が安値でもみあうなか、値動きの軽い中小型株や材料株が人気となり、ゲーム関連株も総じて堅調だった。アエリア<3758>やマイネット<3928>、ギークス<7060>、KLab<3656>、日本ファルコム<3723>などが高い。
個別では、ブロッコリー<2706>が大幅続伸。8月中間決算(非連結)を発表し、売上高29億9100万円(前年同期比9.4%増)、営業利益6億2000万円(同82.0%増)と大幅な増益を達成したことが好感されたようだ。
同社によると、「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」の収益配分やグッズなど、「うたの☆プリンスさまっ♪」関連の収益が伸びたことに加えて、販売管理費など経費圧縮に取り組んだことが奏功したという。
また、ビーグリー<3981>も大幅高。大人気作品「無職転生〜異世界行ったら本気だす〜」初となるスマートフォンゲーム『無職転生~ゲームになっても本気だす~』を2021年にリリースすることを発表したことが材料視された。協業するAiming<3911>は安く、グリー<3632>はしっかり。
他方、メディア工房<3815>が大幅続落。10月9日、20年8月期決算を発表し、営業損失900万円(前の期は営業利益3600万円)だった。21年8月期も営業利益1000万円としたが、四季報予想の3000万円を下回った。「コスプリ!」のサービス終了に伴い、事実上、ゲーム事業から撤退することも明かしたが、業績回復への道筋がみえづらいといった面もあったようだ。IGポート<3791>も売られた。
【関連記事】
・ブロッコリー、8月中間期は10周年「うたプリ」けん引し驚異の82%営業増益 劇場版配分収入とグッズ販売伸びる コロナ禍の逆風も「Z/X」健闘
・【詳報】ブロッコリー、2Q(3~8月)の営業益は82%増に…劇場版「うたプリ」の収益配分が2Qも寄与 10周年で関連グッズ売上も前年上回る
・【株式】ブロッコリーが大幅続伸 「うたプリ」好調で中間決算は営業益82%増と大幅増益
・ビーグリー、「無職転生」初のスマホゲーム『無職転生~ゲームになっても本気だす~』を21年にリリース決定…Aimingとグリー、ポケラボが開発協力
・IGポート、第1四半期は売上高43%減、営業赤字転落 アニメ制作が端境期、大型作品の売上計上されず 第2四半期以降に計上予定
■ゲーム関連株

あわせて読みたい( ブロッコリー・ビーグリー・メディア工房 )
企業情報(株式会社メディア工房)
会社名 | 株式会社メディア工房 |
---|---|
URL | https://www.mkb.ne.jp/ |
設立 | 1997年10月 |
代表者 | 長沢 一男 |
決算期 | 8月 |
直近業績 | 売上高24億円、営業利益7億円、最終利益4億円(2014年8月期) |
上場区分 | 東証マザーズ |
証券コード | 3815 |

企業情報(株式会社ブロッコリー)
会社名 | 株式会社ブロッコリー |
---|---|
URL | http://www.broccoli.co.jp/ |
設立 | 1994年3月 |
代表者 | 高橋善之 |
決算期 | 2月 |
直近業績 | 売上高59億7500万円、営業利益8億0900万円、経常利益8億3400万円、最終利益5億5000万円(2019年2月期) |
上場区分 | ジャスダック |
証券コード | 2706 |

スマートフォンゲーム最新情報をシェア中
コメント