ジャフコ、2011年3月期は営業益28.47億円と3期ぶりの黒字転換

ジャフコ<8595>は、本日(4月22日)、2011年3月期の連結業績を発表し、売上高151億4300万円(前期比9.1%減)、営業利益28億4700万円(前期49億6500万円の赤字)、経常利益32億0200万円(同46億7100万円の赤字)、当期純利益23億2900万円(同21億7500万円の赤字)となり、黒字転換に成功した。 同社では、投資先のIPO社数は国内4社、海外5社の合計9社と低調ではあったが、初値ベースのIPO倍率は国内外ともに回復したとしている。特にアジアの投資先のIPOが貢献したとのこと。営業投資有価証券売上高100億7700万円に対し、その原価は127億2600万円とキャピタルロスが発生している。 また、業績悪化の要因となっていた投資損失引当金繰入額が前期の97億6200万円から22億7800万円に大幅に減少したことで、投資損失引当金戻入額52億3300万円が発生し、収益改善に寄与したようだ。 なお、投資については、グローバルで対前期比177.7%となる324億4800万円の投資を実行した模様。日本とアジア地域での投資が増えたという。