コナミ、13年3月期は営業益46%減…ゲームと遊技機事業の落ち込みで
セグメント別の状況は以下のとおり。
■デジタルエンタテインメント事業は、売上高1164億円(同17.1%減)、営業利益212億円(同35.7%減)だった。「METAL GEAR RISING REVENGEANCE」や「プロ野球スピリッツ2013」が収益に貢献したほか、ソーシャルゲームでは「ドラゴンコレクション」などの主力タイトルが引き続き安定した収益を確保したとのこと。ただし、ゲームソフトの販売本数が同25.6%減の1361万本と大きく落ち込んだことが影響したようである。国内は41%減の404万本、欧州が21%減の487万本だった。
■健康サービス事業は、売上高798億円(同3.2%減)、営業利益30億円(同7.1%増)だった。直営施設のオペレーションの効率化とシニア層向けのサービス展開を推進したほか、 受託事業が順調に拡大した。
■ゲーミング&システム事業は、売上高249億円(同0.9%減)、営業利益56億円(同16.4%減)だった。ビデオスロットマシン「Podium」や、メカニカルスロットマシン「Advantage」シリーズの販売も引き続き堅調に推移した。シンガポール支店を設立して販売代理店網を整備するなど、アジア、欧州、中南米市場での拡販を進めた。
■遊技機事業は、売上高54億円(同70.7%減)、営業損益12億円の赤字(前期42億円の黒字)だった。人気ソーシャルコンテンツをはじめてパチスロ化した「戦国コレクション」を発売したほか、クリスタルフルカラーLEDが全面に輝く新筐体「メビウスター」の第1弾機種として市場に投入した。
■2014年3月期の見通し
2014年3月期の通期連結業績については、売上高及び営業収入2320億円(前期比2.7%増)、営業利益270億円(同23.4%増)、株主に帰属する当期純利益155億円(同17.7%増)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社コナミデジタルエンタテインメント
- 設立
- 2006年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766