ニフティ、2011年3月期は営業益32％増の37億円に－ISPのコスト削減と「ニフティクラウド」の拡大で

ニフティ<3828>は、本日（4月26日）、2011年3月期の連結決算を発表し、売上高1035億円（前期比1.5％増）、営業利益37億円（同32.8％増）、経常利益34億円（同31.9％増）、当期純利益17億4300万円（同21.5％増）だった。 　 　 同社では、ISP事業で拡販費の減少やコールセンターのコスト削減が奏功したほか、広告ビジネスや「ニフティクラウド」も収益に寄与した、としている。そのほか、「Style Walker」やソーシャルゲーム5タイトルの提供も開始した。 事業の状況は、ISP事業については、FTTHの会員は前年度比2万人増の125万人、ADSLなどのブロードバンドサービスについては3万人間の183万人だった。また「ニフティクラウド」の契約社数は、2011年3月末に700社を超えたとのこと。 2012年3月期は、売上高950億円（前期比8.2％減）、営業利益45億円（同20.6％増）、経常利益42億円（同22.2％増）、当期純利益21億円（同23.3％増）を見込む。 　 　 売上高が減少する見通しだが、これはFTTHについて、キャリア回線料は徴収せず、ISP料金のみを請求する方式を採用するため。ただ、ISP事業のコスト削減や、「ニフティクラウド」の拡販などで増益とする計画だ。